FF14を起動した直後にエラーが出た。原因がよく分からない。
DirectX11だからなのか?
新PCに移行してから、今まで起きなかった事が起きている。
それがFF14を起動した後に時々出てくる「DirectXの致命的なエラー」である。
画面にはこんな風に表示される。
致命的なエラーが発生と言われても、何を意味しているのかがわからない。
エラーコードが書かれているので、それを調べて見ても情報が出てこない。
ネットで検索して出てくるのは、全てFF14がらみのもので、しかもGeForceの話しか出てこない。一つの記事だけ、Radeonの事も書かれていたが、内容的にはちょっと毛色の違う内容なので、事実上GeForceでのみ発生する問題のようである。
これが出てしまうと、全く起動しないのでとにかく起動できるようにするしかない。
出ている情報を見ると、解決策は3つのみ。といっても、既に3つ目の解決策はもう取れないと考えて良い。
一つはビデオドライバーを最新にするという事。これはもう解決策というか、処方に過ぎない。
そして二つ目は仮想デスクトップモードで起動するという方法。これはFF14の動作コンフィグ設定を書き換え、仮想フルスクリーンモードで起動できるようにするという方法。
この方法は確率的にかなりの確率で起動できるようになるが、問題は仮想であってもフルスクリーンなので、他アプリと切替えて使えるようにウィンドウモードで使用していた人は抵抗があるかもしれない。
そして三つ目はDirectX9で起動するというもの。
ただ、これはもう解決策にはならないハズである。2019年1月には、スクウェア・エニックスでFF14の32bit版OSおよびDirectX9版アプリケーションのサポートを終了しているので、現在のクライアントソフトはDirectX11を前提にしているハズ。なので解決策には成り得ない。
つまり、ビデオドライバの更新か、仮想フルスクリーンモードでの起動しか、解決策の選択肢は存在しないという事である。
仮想フルスクリーンでは起動
というわけで、早速仮想フルスクリーンモードで起動するか、試してみた。
Windowsの各ユーザーのドキュメントフォルダ内に「My Games」というフォルダがあるが、この中に「FINAL FANTASY XIV ~」というフォルダがある。大昔のベンチマークソフトを起動した人は、本クライアント用のものとベンチマーク用があるので注意しなければならないが、それは見ればわかるだろう。
このフォルダの中に「FFXIV.cfg」というファイルが保存されている。このファイルをメモ帳やテキストエディタで開くと、ズラズラとFF14の環境設定が書かれているのだが、この中に「ScreenMode」という列がある。
この「ScreenMode」がウィンドウモードの人は「0」が記述されていると思うが、これを「2」にする事で仮想フルスクリーンモードになる。この状態で上書き保存すれば完了である。
ちなみに他の部分も変更すればFF14のコンフィグ設定は変更できるが、変な値にすると起動できなくなる恐れがあるので、取扱いは注意である。
この処置をした後、FF14を起動させると…たしかに仮想フルスクリーンモードで起動できた。前述のエラーも表示されないようである。
仮想フルスクリーンモードでプレイする事に抵抗がなければ、これで解決である。
だが…21:9のウルトラワイドモニタでプレイしている人の中には、FF14は16:9のサイズでプレイして、余ったエリアにブラウザなどを表示したい、という人も多いはず。
そうなると、これでは解決したとは言えない事になる。
ビデオドライバ更新
そうなると、もう一つの解決策である、ビデオドライバの更新を試す事になる。
今回の新PCは、OS設定時にMSIの機能で標準的に使用するドライバ類が自動でインストールされるようになっている。その時にインストールするビデオドライバはGeForceのドライバとしてはドライバ部分のみのインストールで、最近NVIDIAが提供している、GeForce Experienceはインストールされない。
まぁ、たしかにGeForce Experienceは必須プログラムではないので、不要ならインストールしなくても良いが、コレを入れておくとドライバが新しく更新した際、自動で更新した連絡がくるようになる。その自動更新の為だけでもいれておいた方がよいかな、と思うワケだが、これは考え方の一つ。余計なものは入れたくないという人もいるので、GeForce Experienceのインストールプログラムも、フルセットをインストールするか、ドライバだけをインストールするかを選択できるようになっている。
今回、私はフルセットをクリーンインストールという手段でインストールしてみた。
ドライバで問題を起こしている時は、可能な限りクリーンインストールする事が望ましい。クリーンインストールすると、ドライバの設定デフォルトに戻ってしまうので、調整している人は厄介かも知れないが、選ぶならクリーンインストールが良いだろう。
そしてGeForce Experienceをインストール後、一度再起動する。
完全シャットダウン
ここでも勘違いがあるかもしれないので、先に言っておくと、再起動とシャットダウンは異なる。シャットダウンでは、Windowsの起動時の設定まではクリアされないので、シャットダウンするなら完全シャットダウンをしないとダメである。
Windowsは、終了時に次回起動高速化の為に設定値を記録して終了する。シャットダウンではこの設定値を保存する関係から、本当の意味で設定がクリアされない。再起動はこの設定をクリアしてもう一度起動させるので、再起動が必要な時はシャットダウンでは代行できないのである。
シャットダウンにも、その設定値すらクリアしてシャットダウンする機能が備わっていて、Shiftキーを押しながらシャットダウンを実行すると、「完全シャットダウン」が実行できる。もしシャットダウンするならば、完全シャットダウンをすれば、設定値はクリアされるので、覚えておくと良いだろう。
とりあえず、ドライバを更新した事でエラーは表示されなくなったようだが、再発する可能性はある。しばらくは様子見という事になるだろう。
もしまた再発したら、別の手段を執るしかない。
この場合…またビデオカードかマザーボードを買い替えになるのか?
それはちょっと遠慮したい話だなぁ。