4070 Tiでも16GB版を出しくれないかなぁ…。
リーク情報に存在する奇妙な製品
現在、まだ未発表である、GeForce RTX 4070を搭載したいくつかの製品が、海外のVideoCardzに掲載された。
その掲載された製品はGIGABYTEのWebサイトの情報だとしていて、搭載されているメモリ量の記載があるのだが、そこに奇妙なものがある事が確認された。
VideoCardz
https://bit.ly/3IlrSd4
・GeForce RTX 4070 Aorus Master 12GB (GV-N4070ALORUS M-12GD)
・GeForce RTX 4070 Aorus Master 16GB (GV-N4070ALORUS M-16GD)
・GeForce RTX 4070 Eagle OC 12GB (GV-N4070EAGLE OC-12GD)
・GeForce RTX 4070 Gaming OC 10GB (GV-N4070GAMING OC-10GD)
・GeForce RTX 4070 Gaming OC 12GB (GV-N4070GAMING OC-12GD)
・GeForce RTX 4070 Gaming OC 16GB (GV-N4070GAMING OC-16GD)
掲載されていたのは上記6製品になるが、奇妙なのはこの中の16GB版である。
RTX 4070 Tiも含め、4070系はメモリインターフェースは192bit(もしくはそれ以下)と考えられるが、16GBを搭載するとなると、容量の異なるメモリチップを混載するか、メモリインターフェースを128bitに減少させた上で、4GBのメモリチップを4枚搭載するか、である。
だが、メモリインターフェースを128bitに減少させると、下位製品との差別化がまた複雑になりそうな感じもする。
元となるコアの違いから実現は無理かもしれないが、メモリインターフェースを256bitにして、16GB版を出すというのであれば、私としては多いの喜ばしい事なのだが…。また、もしこれが可能であるなら、RTX 4070 Tiでも256bit 16GB版を出してほしいぐらいである。
…というか、4070 Ti 16GB版、魅力的に感じない?
性能十分でもメモリが…
私がRTX 4070 Tiに関して、今一つと感じている部分は、コストももちろんあるが、それ以上に実はメモリ周りの問題である。
12GBという容量も問題だが、インターフェース幅の192bitというのにも引っかかっている。
正直、コア性能は4070 Tiは十二分なのだが、このメモリ周りの問題で4Kなど高解像度になった時に、そのパワーを活かし切れず、性能が伸び悩むところがある。実にもったいない。
もしメモリインターフェースが256bitで、メモリ容量が16GBあると、4080には性能的に劣るものの、伸びやかに4K解像度でも高フレームレートで動作させる事が可能になり、丁度良いポジションに収まるように思える。
…思えるのは私だけかもしれないが。
メモリを16GB搭載する事で、消費電力は若干上昇するだろうが、それでもおそらくTBPは300Wくらいに収まるのではないかと予想できる。私の望む条件を全て達成できるような気がしてならない。
負荷に耐えられるスペック
NVIDIAとAMDのGPUを見ていると、その方向性の違いがとても興味深い。
NVIDIAのGPUは、そのラインナップにおける製品性能は下のレンジに行くほど高解像度時や高リフレッシュレート時のような高負荷状況に弱い傾向にある。
逆にAMDのGPUは相対的に高負荷状況に強く、性能の落ち込みが少ないところがある。
だが、奇妙な事に最小fpsはAMDのGPUの方が小さいという現象もある。
何がこのような現象を引き起こす原因なのかはわからないが、少なくともNVIDIAはGPUそのものよりもその周辺機能で性能が落ち込む事が容易に想像出来る。
今回のGeForce RTX 40シリーズであれば、メモリインターフェースがどうかんがえてもネックである。
何故そういう設計にしたのか?
おそらく、消費電力などを考えた結果でこうなったのだろうが、とても残念に思えてくる部分でもある。
個人的には性能の落ち込みの少ない製品というのが理想である。
最大性能は最上位でなくても、高負荷時に粘れるGPU…そういう製品が出てきてくれるとありがたいなと思う。
さて…この16GB版の話が見えてこないと、RTX 4070 Tiの購入には踏み切れないな。
どうしたものか…。