TP-Linkから発売されたWi-Fi7対応ルーター、コレどうなの?
Archer BE550
TP-Linkからトライバンド仕様のWi-Fi7ルーター「Archer BE550」が発売となった。
価格は29,800~32,780円と、Wi-Fi7対応ルーターとしては価格は比較的安めかもしれない。
6GHz帯と5GHz帯、2.4GHz帯の電波を利用するトライバンドWi-Fi7ルーターで、3帯域合計で9.3Gbps(6GHz:5760Mbps、5GHz:2880Mbps、2.4GHz:574Mbps)の高速通信が可能。
本体に6本のアンテナを内蔵し、ビームフォーミングとの組合せで大容量で今日気力かつ確実な接続、低遅延を実現しているという。
WANは2.5Gbps×1、LANは2.5Gbps×4、USB3.0ポートを装備し、保護機能としてTP-Link HomeShieldも搭載している。
IPv6 IPoE(IPv4 over IPv6)に対応し、EasyMeshとも互換性がある。
性能を見る限り、良さそうなWi-Fiルーターなのだが、私が選ぶWi-Fiルーターの優先事項は、とにかく安定動作する事なので「Archer BE550」が使用上、どういった安定性を発揮するかが気になる所である。
QHora301Wのその後
今年の1月に導入したQNAPのQHora-301Wの問題だが、実はまだ解決していない。
通信そのものはできるようになり、QNAPのサポートも動作的にはもう問題はない、と判断しているのだが、ダッシュボードの画面表記は依然としてオンラインと表示されず、またファームウェアのバージョン情報の取得にも失敗している状況である。
QNAP側では、新しいファームウェアを計画中で、それで修正する、と言っているので、直るだろうとは思うが、未だ新ファームウェアの公開はされておらず、1ヶ月以上そのまま放置されている。
ちなみにこの間、QHora-301WのWi-Fi通信がトラブルを起こしたとか、ルーターとしての機能にトラブルが発生したとかいう状況に一度たりとも陥っていない。
恐ろしいまでの安定動作であり、BuffaloのWXR-5950AX12ではあり得ない安定感である。
Wi-Fi7
昨年、その規格が正式なものになったWi-Fi7だが、我が家では対応機器が一つもない。
それどころか、Wi-Fi6に対応した機器に関しても、ほほないと言える状況で、Wi-Fi6のみに対応しているQHora-301Wで困る事は何もない。
私がWi-Fi通信に安定性を求めているのは、母の介護でスマート家電の動作を安定させるためだが、スマート家電では未だに2.4GHz帯域を使用しているものが多く、とにかく安定した通信ができる事に焦点を当てている製品ばかりなので、QHora-301Wのように安定して動作さえしてくれれば、大きく困る事はない。
高速通信に対応した機器は、今後数年かけて対応していくだろうと思われるが、スマート家電などのような機器が対応するには、まだまだ時間はかかるかもしれない。
通信速度は速ければ速いほど良いとは思うが、やはり一番重要なのは安定性だと私は思っている。
トラブルなく動作させる事の難しさは、私が考えている以上に難しいのかもしれない。