PCを複数台持っている場合は切替機があると便利。
あまり使用頻度は高くないが…
今年の1月に新メインPCを構築した後、旧PCをどうするか随分と悩んでいたのだが、PCの構成の違いという点で結局残す事にした。
ライセンスの関係でどちらかのPCにしかインストールできないソフトウェアに関しては新PCに移設はするものの、そうした縛りのないソフトはそのままにしてあるのだが、基本的に旧PCでは新PCでは動作させられないようなソフトを稼働させたり、新PCに移動させるまでもないデータがどうしても必要な時に旧PCで活用する、といった扱い方をする事にした。
だが、問題はキーボードとマウスを私は1組しか持ち得ていない…いや、正確にいうと複数持っているのだが、置き場所の関係から2組もキーボード等を出しておきたくないという事から、旧PCには入力デバイスを接続していない状態にしていた。
で、今まではマウスだけBluetooth接続にしてどちらのPCでも使用できるようにしていたのだが、旧PCにおけるキーボードはあまりキーを打たないという観点からソフトウェアキーボードによる入力に頼っていた。
だが、使った事がある人はわかると思うが、タッチパネルではないソフトウェアキーボードの扱いにくさといったらタダ事ではない。
マウスでちまちま打ち込んでいく事になるので、ストレスかかるなんてもんじゃない。
そこでついにUSB切替機を使用する事に決め、新PCと旧PCで入力デバイスを切替えて使用する事にした。
USB3.0対応
で、本来ならこのUSB切替機は、USB2.0レベルの性能で十分なのである。何しろ、キーボードとマウス程度である。その他、USBメモリによるデータ転送だとかそういった事には一切使用する事はないので、USB2.0の対応で良いのだが、接続するPCの端子はUSB3.0対応になっているので、供給電力の事を考えると誤動作しかねない事に気づいた。
古いUSB切替機でUSB2.0にしか対応していないものを最近のUSB3.0コネクタしか装備していないようなPCで使用する際、電量値の違いから正常な動作をしない可能性があるらしい、といった情報をネットで見つけたので、そうなると厄介と考え、USB切替機も最低でも3.0対応のものを選ぶ事にした。
本当は切替えボタンが独立して引き出せる切替機にしたかったのだが、まぁ有線状態で散らかるのもイヤなので、本体に切り替えボタンがあるタイプの、USBポートが4つあるものにした。
購入してから気づいたのだが、本機の欠点は2台のPCを切替えられるに際し、どちらのPCに接続しているのかを示すLEDがとても小さくわかりにくいというところ。これ、もっと明確にどちらかわかる様にしてくれると良かったのだが…。
とりあえず、使ってみて問題なく動作しているので今の所問題はないのだが、4ポート中2ポートをキーボードとマウスで使用しているが、残っている2ポートで何か電力的に大きなものを使用する事になると、バスパワー駆動では心配なところがある。
本体側面をみるとmicroUSB端子があるので、どうもそこから給電できるようではある。必要に応じて電力供給はまた考える事にしよう。
今度はHDMI切替機か
今回、USB切替機を導入したが、次はHDMI切替機を検討しなければならない。
現在のモニターには2系統のHDMIを接続できるのだが、旧PCをHDMIでモニタに接続すると、あと1系統しかモニタに接続できなくなるので、PS4、Nintendo Switchと接続したい機器の数の方が多くて、接続端子の数が足りない事になってしまっている。
他にもHDMI接続したい機器がいくつかあるのでそれらを切替えられる機器を用意して、そちらで切替えるようにすれば、もっと利便性が上がるだろう。
最近は、ようやく4K60Hzを超え、4K120Hzも切替え可能な切替機が出回り始めたので、HDMI2.1対応の切替機を導入すれば、しばらくは買い替えする必要も無く運用できるのではないかと思っている。
元々、今使っているモニタは、解像度も3840×1600であり、HDMI接続だと最大で85Hzでしか表示する事ができないので、PS5を接続したとしても、4Kにも120Hzにもならない。なのてPS5を繫いだとしても性能的にはモニタで制限されてしまう事になる。
なので、HDMI切替機としては今考えられる最高性能の製品を購入したとしても持て余す事にはなる。そう考えれば、8K60Hz対応の切替機ならば相当長い間性能的には余裕のある仕様で使う事ができるだろう。
接続機器は可能な限り絞り込み、厳選したものだけを接続出来れば…と思っていたが、切替機を遣えば接続台数に関しては余裕を見る事ができる。
というわけで、今後はHDMI切替機を選定していこうと思う。