旧メインPCの再利用では省電力化にはならない。
電気代を低くしたいが為に
今年の正月にメインPCを一新し、Ryzen7 7700X環境へ移行した事は当Blogで何度も記事にしてきた。
この新PCの導入によって、全体の消費電力は増大した、とも言えるが、そもそもそこまでのハイパワーをずっと出し続けているわけではないので、トータルの消費電力はおそらく下がっているはずである。
だが、問題は世代交代した旧メインPCで、コイツにはRadeon VIIをセットしている事から、2nd PCとして未だ運用できるようにしている。
Radeon VIIは、AMDのGPUの中でもVegaアーキテクチャを採用した最後のdGPUでもある事から、私の中では結構貴重なGPUという位置付けで、dGPUとしてFluid Motionを利用できる最後のGPUでもある。
性能もそんなに悪いわけではないので、未だ現役で使っていけるスペックを持っていると思っているのだが、問題はGPUではなく、その他のCPUやマザーボードである。
2nd PCとなった事で、活用の幅は一気に狭まった事から、CPUやマザーボードなどに大きく電力を割り振る必要が無くなったので、できればこの2nd PCも省電力化したいというのが、本音である。
だが、世代交代したパーツがもったいない、という事から、そのまま2nd PCとして運用しつづけているのだが、今年の夏は電気代も高騰するという事から、できればこの2nd PCも省電力化したいという思いが強くなってきた。
…そんなにPCにかける予算があるわけではないのだが、見直すとしたら、どのような構成が望ましいのだろうか?
Mini-ITXでdGPU
2nd PCとなると、やはり大きさ的には小さいPCが望ましい。が、条件としてRadeon VIIを搭載する事になるので、構成としてはMini-ITXにdGPUを搭載できるタイプが望ましいと言える。
私のメインPCはPCケースとしては「IN WIN A5」を使用しているので、組合せとしてPCケースは「IN WIN A1 Prime」などを選ぶと、統一感が出て良いのかもしれない。
大きさはそれで良いとして、ではどんなCPUが良いのか?
省電力第一と考えると、Ryzen 5000シリーズあたりがよいかもしれない。特にRyzen7 5700Xなどがよいかもしれない。8コア16スレッドだがTDP 65wで、価格も3万円以下である。あとはメモリとしてDDR4-3200あたりを32GBあたり積んでいれば性能的には文句ナシといったところだろう。
世代が変われば
結局、省電力というポイントを攻めていくと、どうしてもパーツも古いものは不利になる。
2nd PCなど、余剰パーツでと考えるのが今までだったが、それは結局電力効率は昔のままになるので、省電力というポイントで考えると、なかなか許容できるものではない。
担うタスクもメインPCが背負うものとは異なるので、結局は省電力PCをもう一台新規で作るぐらいで考えないと、常時稼働の2nd PCには不向きかもしれない、と改めて思った。
そういったコンセプトの2nd PCを考えると、再び新PCを一台組むという予算が必要になってくる。なかなかにして厳しい話である。
…そうなると、結局は余剰パーツをもったいない、と考え、省電力に目を瞑って旧PCを稼働させるって判断が最終的に採択されるという事か。
なるほど、これはどちらが省エネになるのだろうか?
予算的には旧PCを活用するのが正しいとは思うが、省エネという観点でみると実に難しい話になるのではなかろうか?
…小型PCが欲しいと思っているのはまた別の話。
IN WIN A5とA1の組合せというのは、見てみたい気はする。