投資を学ぶ意味で読んで見たが、それなりに成果はあったかと。
とりあえず読了
当Blogで、私が現行NISAを開始するにあたって、金融を理解するためにインベスターZというマンガを読んで見るという記事を書いた事がある。
この時も、ちょっと読んでみた感じで「初期の今から投資を学びたい人の理解を進めるために丁度良い教材」という言い方をしたが、その後読み進めていき、その認識に大方は間違っていないものの、ちょっと様相が変わった部分もあったという事を書いておきたい。
基本的には、主人公がいろいろな投資に挑んでいく内容なのだが、株式投資、FX、不動産投資と進めていくのだが、その端々でいろいろな専門用語を使ってそれらが何であるかを説明しているので、投資というものの基本的な知識を得るには確かに申し分ないものではないかと思う。
だが、その投資のやり方に関しては、おそらくこれを参考にしたら、即座に不当たりを出してしまいそうな気がしてならない。
何だかんだと、結構ギャンブル的な手法で切り抜けていくので、世の中こんなに甘くねーよ、と思ってしまうのである。
ただ、基本的な考え方はちゃんと説明されているので、参考程度に読んでしまって、あとは冷静に投資に向かい合うという読み方が正しい読み方のように思える。
企業の歴史
このインベスターZを読んでいて、一番タメになったと感じたのは、株式投資をする企業の歴史を知る事が結構重要という事である。
起源が何で、どのような業態で始まり、その後どのような業態を始めたのか、或いはどのような業態に変わっていったのか、その語会社そのものはどう変わっていったのかなどを知ることで、今現在どんな分野に進出しているのかを知り、その行っている事業の先進性を見ていくというのは、投資を行う上では絶対に必要な事だと感じた。
もっとも、企業の株を現物で買わなければ、こうした企業の情報など意味はないのだが、少なくとも株式投資をする上では、その企業の情報は知っていて然るべきであり、そこが浅いとその企業の先進性を見抜く事などできるわけもない。
そういった、当たり前かもしれないが、投資をしていく上で必要な基本的な事などは、このマンガからでも得られると思う。
技術とか知識とか…そういうレベルのものでなく、あくまでも考え方というレベルで、この本は参考になったと思っている。
また、このインベスターZでは、経済というものがどういった経緯を辿ってきているかという話しも出てくる。そういった近代の経済の動きを知るという事もとても重要で、どういった曲面でどの企業がどういった立ち位置で動いていたか、なども意味のある事として学ぶことができる。
これは歴史という意味でもタメになると思った。
楽天証券
楽天証券でつみたてNISAを始めたとBlogでも買いたし、その語そのまま継続して9月分として初めてのファンド購入が実施された。
つみたてNISAなので、非課税だという事は判っているので、こちらは何も問題はないが、楽天ではポイントをそのまま投資に振り向ける事もできる。
私は楽天で特定口座を持っていて、源泉徴収ありの設定にしている。なのでポイントであれ、証券口座に入金した金銭であれ、取引を行えば基本的には確定申告不要で投資する事はできる。但し、20%という税金は必要になるが。
今回、つみたてNISAで特定のファンドで積立を始めたが、その購入したファンドが日頃どのような値動きをするのかを確認する事ができる。
日によってマイナスになる事もあるが、それでも現在10万円分積み立てた中で、数百円分のプラスとなっている事が確認できた。
貯金では全然利子の付かない昨今、インデックスファンドではあるが数日で数百円レベルでプラスに転じる事があるのを見ると、投資はもっと知識を身に付け、積極的に行った方が良いのではないかと最近では思うようになった。
リスクを採らないとリターンは望めない。
インベスターZで私が得た最大の考え方は、まさしくこのリスクに関する部分である。
リスクはない方が良いというのは事実だが、より多くのリターンを得るにはリスクは付きものという、当たり前の事を受け入れられなかったのが今までの私だった。
だが、それでは得られるものもミニマムになる。もっと果敢に挑戦していく必要がある事を、インベスターZで学んだ、とすら思っている。
そういう意味では、私にとってはこのマンガは呼んで良かったと思う書籍である。
ま、受け取り方は人それぞれなので、人によっては思ったほど知識は得られない、と思う人も居るかもしれないが、基本的な考え方を知りたいという人には、一読しても良いのでは? と思った。
マンガとしての面白さとはちょっと違うが、意味のある内容だと思う。