我が家に18年ぶりに新しいテレビがきた。
それも40V型という、今まで見たことのないような大きさのテレビである。
家の中に入らない…なんて事は流石にないが、もしこれがブラウン管だったら入らなかったかもしれない。
届いたKDL-40EX700は、一番奥行がある部分で65mmという薄さ。
玄関に入らないなんて事はない。
セットアップする為、既存の25V型ブラウン管テレビを撤去し、そのテレビ台を撤去。代わりに新しい3.1chスピーカー内蔵テレビ台を組立、配置し、その上にKDL-40EX700を置く。
でかっ!
数値で大きさは理解していたものの、あまりの大きさに家族全員がまずたまげる。
次にBlu-rayレコーダーのBDZ-RX35をテレビ台に入れ、あとは双方一度にセットアップ開始。
箱を開けてから配置まで約3時間…我が家に新しいテレビが配置された。
…まさか全部一人でやるハメになるとは思わなかったが orz
セットアップ終了後、その映し出された映像を見て私以外の家族が絶句する。
デジタル放送の美しさを初めて見る両親からすると、この画質は魔法の画質。
地上アナログテレビ放送はゴーストも映り込む画質だが、デジタルにはそれが一切ない。
ま、これも新しい時代の幕開けという事で、強引にでも納得していただくことにした。
だが、私が気になっているのはそんな事ではない。
BDZ-RX35に搭載されたフルHDの10倍録画での画質がどの程度のものなのか、私はそれだけが気になっていたのである。
で、その10倍録画で録った映像がこの画像。
この大きさの画像だと何一つ申し分ない画質に見えていると思う。
実際、地上アナログテレビ放送より綺麗で、オーバーレイ表示されている文字部分に、近くから見てわかるモアレ現象が確認されるぐらいである。
もちろん、黒っぽい服などはざらついた画質になったりする。微妙な色の違いは区分けするのが難しいのか、モアレっぽくなる。
それでも内容を見るだけの録画なら十二分な画質と言える。少なくともこだわる私がみて納得できるレベルである。
ただ、映像をBD-Rなどに残そう、とか、アニメの場合はもう少し画質を上げて録画した方がいいかもしれない。特にアニメはノイズに弱い。だが、そういう用途でなければこの画質で一切問題ないと言える。
恐るべしソニーの画像処理技術である。
この録画画質さえ確認できてしまえば、Blu-rayレコーダーはもうテレビの画質を問うレベルの話にもならない。基本機能はもはやこなれていて、他社との大きな違いにもならない、と思っている。
なのでテレビの話に戻るが、LEDバックライトのパネルというのは実に薄いという事を実感した。
ほとんどボード状のテレビである。
テレビ台のマニュアルにテレビを固定するためのワイヤーと金具がついていたが、確かにこれをスタンドだけで立てておくのはかなり怖い。
一応、ワイヤーで引っ張って転倒防止策としたが、それでも揺れればしなるそのパネルは、相当に薄いと言える。
そしてその色の鮮やかさにも驚かされる。
先日も書いたが、多分このパネルは大阪のシャープ堺工場で作られたパネルではないかと思っている。
まだテレビ表面のカラー画素配置までは確認していないが、パネルの大きさから考えてシャープのASVパネル系の画素配置になっているのではないかと予測している。32インチ以上のシャープのASVパネルは特徴的なカラー画素配置であるため、テレビのような前面に映像を表示するには最適な画質を得られるが、PCモニタのような白背景に黒い線が1本、あるいはその逆のような絵を表示するには不向きとされる。
その全体的な色鮮やかさ、そしてクリアな白色は、まさにスゴイとしかいいようがない。
そうした映像画質面などは納得の逸品だと感じた。
なので家電製品としての品質は全くの無問題だと思う。
しかし、私は地デジという規格に阻まれた事で多少納得いかない気分でいたりする。
実は、我が家の地域は山間部であるため、基本はCATVなのである。
基地局が東京の放送を受信し、それを各家庭にCATV経由で地上アナログテレビ放送を供給していた。
今はその信号にデジタル信号を同時に載せて配信しているのだが、ここで私的な問題がおきた。
地上アナログ放送時には東京のVHFすべての局を見ることができたのだが、地デジとなると山梨県基準の放送のみとなり、なんと、テレビ東京12chがデジタルで供給されないという事態になってしまったのである。
…我が家のテレビ東京視聴率はどの局よりも高い。それは私だけでなく両親にしてもそうである。
ポチたま…デジタルで見られないのね(爆)
いや、なんでも鑑定団だって見れないのかぁぁぁぁ!(核爆)
というわけで、CATV局にはぜひデジタル7chの供給をお願いしたいものである。
というか、これから毎日のように電話かけてやろうかと(爆)
地デジになって放送局が減るなんて…そんなバカな話があるかと、小一時間問いたい、問い詰めたい。
そんなワケで、とりあえずは我が家のテレビ事情の近代化はなされた。
あとは、近代化したテレビにLANネットワークを構築して、インターネットと接続さえしてしまえば完了である。
次なる購入品は…新しい無線LANルーターか。
やはりNECのAtermWR8700Nが最有力候補となるのだろうか…
自己レス。
ネットで調べた結果、LED AQUOSと同じ画素配列のようである。
要するに堺工場製という事。
現在、シャープの堺工場はシャープのものではなく、シャープとソニーの合弁会社であるため、ある意味ソニーは自社パネルを使用したという言い方もできるのか?
ちなみにLED AQUOSとLED BRAVIAの違いは、バックライトが直下型なのか、エッジライト型なのかの違い。
照射方式としては直下型の方が明るくできるだろうが、今時の液晶はパネルの性能よりも映像回路の方が重要。
そのあたりは個人の好みの問題もあるため、好きな方を選べばよいだろう。
というわけで、私の主観ではBRAVIAの方が好みだったとだけ行っておく。
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