4月29日にWindows UpdateでWindows XP SP3が提供開始となる。
SP3は、SP2以降にリリースされたセキュリティ関係のアップデートやホットフィックス等を含んでおり、性能や安定性の向上、セキュリティなどを向上させる内容となっている。
追加された機能として新たにブラックホールルーターの発見なども桑を掘っているが、そうした追加機能という部分においてはSP2ほど大規模なものは収録されていない。
だが、Windows XPはこの時点でおそらく普通の人が求める機能や性能をほぼ完全網羅していると私は思っている。
それだけに、Windows Vistaへと乗り換える人が増えないとも言えるわけで、Microsoftとしてはその辺りが結構深刻な問題になっているのではないかと思われる。
実際、VistaというOSはあまりにも中途半端だ。
64bitへと移行させるOSとしては非常に弱く、機能面でも大々的に強化されているかというとそうでもない。
Vista SP1の登場によってかなり改善された部分はあるとはいえ、Windows XPにようやくそれで並んだという感じにしかなっていない。
いや、機能とかXPよりは強力になっているのかもしれないが、私にはどうしてもアドバンテージがあるほど変化したOSとは思えない。
XPのSP3の登場はVistaへの移行を確実に遅らせる。
そう考えるのは多分私だけではないはずだ。
必要十分の機能に達した安定に、それ以上何を求めるというのか?
2008/04/23 • no comments