Buffaloから8倍速記録対応のBlu-rayドライブが発売になる。
impress PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0724/buffalo3.htm
この事そのものは別に驚く事でもない。
記録スピードは徐々に高速化していくものだし(もちろん限界もあるだろうが…)、価格についても特別安いという事もない。
しかし、私が驚いたのは付属ソフトのPowerDVD7である。
DVD再生時に1080pにアップスケーリングを行なう機能と、再生フレームレートを60fpsにするアップサンプリング機能を搭載しているというのである。
つまり、Blu-rayのソフトウェア再生環境でここまでDVDをHD化する機能が当たり前のようになってきた事に驚きを隠せない。
…と言っても、いずれはこうなる事も分かっていたことではあるが。
こうなると、一段とPS3が苦境に立たされるのではないかと思えてくる。
コンテンツにかなり魅力的なものを持ってこないと、Blu-ray再生機という立場だけではユーザーを獲得できなくなる。
個人的な事を言えば、PS3はもっと広がりのある展開をして欲しいのだが、状況はより悪くなる一方のように思える。
Xbox360のMicrosoftは、ゲームビジネスでようやく黒字になったようだが、それだけ元気になってきたという事。
メタルギアソリッド4の効果でPS3も販売台数を増してきてはいるというものの、私には幸先が良いように見えない。
これから先、PS3はどの方向を向いていくのだろうか?
何はともあれ、Blu-rayやDVDソフトを再生するという選択肢の中に、PCソフトでDVDをHD化する手段が一つ増えた事は歓迎したい。
いったいCPU稼働率がどうなるのか…かなり気になるが。
2008/07/24 • 2 comments
PS3は2つの意味で辛い立場になりつつありますね。
1つはゲーム機として。どんなにハードウェアが高性能でも、ゲームはソフトウェアが命。何本か販売本数が伸びたのはあっても、爆発的な人気とは言い難いですね。サードパーティがもっと活性化すれば良いけど…。
もう一つが武上さんの指摘した事。普及率が高くて家電化しつつあるPCに勝てるかどうかは………。さて、どうなる事やら。
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PS3はハードウェアの設計の段階で一つ大きな間違いをやらかしたんだと思う。
それがRSXの存在。
多分、PS3の美しいグラフィックを支えているのはGPUであるRSXではなく、メインコアのCellの中にある7つのSPUだと思う。
もっとも、初期の頃からRSXはSPUを活用するように設計されているのかもしれないが、今現在、RSXの存在がかなり希薄になってきているように思う。
もしRSXが思っているほど働けていないコアだとするならば、それは設計時に方向を間違ったと言える。
おそらく、このようなプログラミングにおける方向転換がなければ、開発側ももっとソフトを開発しやすかったんじゃないかと思う。
想定する性能を開発キットで出せないハードの開発を、自力で出来る会社がどれだけあるというのか?
カプコンあたりがモンスターハンターシリーズのオンラインゲームをPS3に供給すると、ちょっとは状況も変わるのかもしれないけど…フロンティアがあるから思ったほど効果ないかな…
いっその事、フロムソフトウェアあたりが3DでPowerDolls OnlineをPS3で発売すれば、ユーザーはガッと増えるに違いない。
つか、私も買う(爆)
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