Windows7発売後、DirectX11対応ビデオカードはAMDのRadeon5xxx系のみという状況がつづいている。
これは単純にビデオカードメーカーの2大メーカーであるAMDとNVIDIAにおいて、AMDだけが民生用製品を発売しているからであり、NVIDIAからの製品が出荷されていないからだ。
残念ながら、現時点でこの2大メーカー以外から最新ビデオチップが開発される事は考えにくい以上、致し方ない話。
そう考えると、NVIDIAからの製品の登場が待たれるわけだが、技術的情報は出てもいっこうに製品情報が出てこない状態がつづいていた。
登場する製品はGF100コアを導入した製品で、Fermiテクノロジーの民生品と言われている。製品名もGeForce GTX 4xxと見えているが、製品がいつ発売されるのかという事については、未だハッキリした情報が出ていなかった。
そんな状況下で、NVIDIA製品を販売している香港InnoVISIONが、Facebook上でNVIDIAのコンシューマ向け次期ハイエンドGPU「GeForce GTX 480」、「同470」の出荷準備が整ったことを明らかにした。
写真を見ると製品名はGeForce GTX 480で、現時点でのハイエンド製品と思われる。
おそらく下位製品にGeForce GTX 470という製品もあるようだが、それらが出荷できる状態にあるという事は、製品の発売はそう遠い話ではない事が伺える。
3月26日に米国で開催されるイベント「PAX East 2010」でGeForce GTX 4xxの製品発表が行われるという話もあるため、発売は3月末という事になるのかもしれない。
これでようやくRadeon一択だった市場に変化が訪れると思われる。
2010/03/12 • no comments