海外では絶大な人気を誇るPlayStation4だが、それは海外で目を見張るべきソフトが多数発売されているから。
では国内では?
未だ決定的なタイトルに恵まれない
先日、PlayStation4(以下PS4と略)が販売台数1,000万台という大台に乗ったという情報がネットを駆け巡った。
しかもコレ、出荷台数ではなく販売台数、つまりユーザーの手に渡った、という意味での1,000万台であり、従来のような出荷台数による誤魔化しのような数字ではない。
だが…実はこの情報の裏に、もう一つの情報が隠されている。
それは、その発表のあった同じ週、日本国内ではPS4の週間販売台数が発売以来最低の数字を叩き出していた、というものである。
つまり、日本以外の海外では絶大な販売台数を誇るPS4も、PlayStation発祥の国である日本では全く売れないハードウェアなのである。
この理由は言うまでもなく、日本国内で人気が得られそうなタイトルが不在だからだ。
いや、あるにはあるが、それでもまだ弱い、という事である。
メタルギアソリッドの新作が控えているとは言え、もちろんそれだけでは心許ない話だし、やはりココは任天堂で言うところの「マリオシリーズ」のようなタイトルが不可欠であると言える。
だが、任天堂コンシューマ機とPS4では、その対象となる年齢層も異なるわけで、必ずしもマリオシリーズのようなタイトルが呼び水になるとは言い難い。この辺りが難しいところなのかもしれないが、ファミリー層でもウケが良さそうなタイトル、コアゲーマーにウケが良いタイトル、ライトな感覚で遊ぶ人たちにウケが良いタイトルと、国内向けとして幅広いジャンルを展開するしか方法がない。しかし、未だその準備が整っていない、というのが今の状況であろう。
そんな中にあって、何故私が「PS4が欲しい」などと言いだしたのか?
もちろん、その理由はFF14にある。
PS VITAによるリモートプレイが欲しくなる
私はWindows機でFF14を絶賛プレイ中である。
このプレイ情報をPS4のFF上で展開する事もできるわけで、私としてはPS4上でFF14をプレイしてみたいと思っているわけである。
もちろん、それはただPS4上でプレイするという意味でなく、PS4のゲームをリモートプレイでPS VITA上に再現してプレイするという手法という意味である。
なぜ突然そんな話になったのかというと、今現在のFF14がかなり慢性的倦怠期状況になっていて、先日私はようやくクラフターというモノ作りをするクラス群に初めて挑戦した。
このクラフターというクラス群、とにかくただひたすらモノ作りをするクラスで、最初のウチは物珍しさからそんなでもなかったのだが、続けていくと、これが非常にヒマ。
特に最初の頃はまとめて製造する事ができないため、一つ一つ自分で指定して作って行くしかない。このヒマさ加減の中、普通にPC前にずっと座ってプレイするのが辛く、それならPS VITAで自由な体勢でプレイできたら楽だろうなぁ…と考えた訳である。
正直、今の日本におけるPS4の利点は、私からするとそれぐらいでしかないのである。
PS VITAの活用法にもなる
このPS4上のプレイをPS VITAでリモートするという行為は、ある意味今のPS VITAの活用法としてはもっとも大きなものではないかと思う。
PS VITAもPS4と同じでキラータイトルがなかなか出てこないものの一つで、最近ではちらほらとタイトルはあるものの、それがキラーコンテンツかというとそうでもないという状態が続いているように思う。
おそらくこれは日本のコンシューマゲーム市場全体の流れで、何もPS4やPS VITAに限った話ではないとは思うが、それでもハードが存在している以上、ユーザーはそうしたキラータイトルを望んでいるワケで、それがないとなれば、別の活用法が示されればそちらに飛びつくというものである。
ウチにはモバイルのPS VITAと、固定のPS VITA TVがあるが、最近全く使用されていない。PS VITAなど、メモリーカードをPS VITA TVに移植したため、メモリーカードすら挿入されていない状態である。
正直、今PS VITAを活用するとなると、やはりPS4のリモートプレイに使うしか方法がないというのが現状である。というか、それができるとFF14は劇的に楽になるし、何よりクラフターのプレイが地道にできるようになる。
ただ、その為だけにPS4を購入するのか? となるとまた話は複雑な話であり、この辺りはもう少し吟味する必要はある。
もし、PS4にキラータイトルが今すぐあるようなら、この方法を選択したいところではあるのだが…。
今一つ、推しの強い要素があれば良いのだが、ここらへん、SCEさん、何とかしてくださいよ…。