昨日はSSDを入れ替えたが、それはメインPCの話。今日はノートPCのマウスを入れ替えた。
やはりマウスはMicrosoft
…と言いたい所だが、これは好みの問題なので場合によっては違うかもしれない。
ただ、私はマウスの最高峰はやはりMicrosoftだと信じて疑っていない。
手に馴染む感覚はMicrosoftがやはり一番良い感じだし、私はそれでずっと過ごしてきているため、ノートPCのマウスにしてもできるだけMicrosoftが良いと思っている。
ところが、先日のBlogにも書いたが、Microsoftのマウスは年々その種類などが減り続け、本当の意味で使いやすいというマウスがなくなりつつある。
今PCで使っているマウス「Wireless Mobile Mouse 6000」も元々モバイル用のものだったのだが、5ボタンマウスで使い勝手のよいものがそれしかなかったため、メインPCで使用している。
ノートPC用も同じマウスを使う事も考えたのだが、既に商品としてはロットアウトしているものであるため、買うに買えず、新しい代替マウスをずっと探しているのである。
とりあえず、今私のノートPCであるVAIO Duo 13で使用しているマウスは、ロジクールのUltrathin Touch Mouse T630という、AppleのMagic Mouseのようなマウスなのだが、2ボタンとして使用する際、どうしても私の持ち方では右クリックが押しにくいという問題があった。
このマウス、クリックはボディ全体を押し込む事でクリックした、と機械的に押せるのだが、右と左の区別は、ボディ天面のセンサーで右なのか左なのかを認識している。だから天面の押さえた位置によって右と認識したり左と認識したりする。しかし、その感じ方がどうも私の使い方ではズレていて、右クリックとして認識しないのである。
であるから、ちょっと使いにくい…どころか、ホントに使いにくい。
新しいマウスがあるようなら、それに乗り換えたいと思っていた矢先、MicrosoftからBluetooth対応のマウスが登場した為、乗り換える事にした。
それがArc Touch Bluetooth Mouseである。
折れ曲がるマウス
このArc Touch Mouseは、元々Bluetoothではないマウスが発売されていた。
ところが、MicrosoftがSurfaceを発売する際に、Bluetooth対応のArc Touch Mouseが限定的に発売され、それが今度は一般発売となったのである。
ノートPCはUSBポートが限られるため、ISBドングルのないマウスが好まれる。Surfaceを発売した際に、Microsoft側もBluetooth接続によるマウスの重要性を認識したのかもしれない。
画像にもある様に、このArc Touch Bluetooth Mouseは本体が折れ曲がる。真っ直ぐにしていると真っ平ら(裏面のセンサー部を除く)になるため、持ち運び時に楽に運べるのである。
しかも、この折れ曲がる機構は電源スイッチにもなっていて、折り曲げると電源が入り、BluetoothマウスとしてPCが認識するのである。
だから真っ平らな状態では使用できないが、バッテリーの温存にはなる。
で、実際に使ってみた感想だが…コレ、マウスの握り方で使いやすいかどうかがカッチリ決まるようである。
マウスの握り方
マウスの握り方も人によっていろいろである。
以前、スタパ斎藤氏も自身のマウス製品レポート内で握り方の記事を書いていたが、私はその持ち方の中でも「つまみ持ち」に近く、正式に言えば「かぶせ持ち」と「つまみ持ち」の中間より「つまみ持ち」寄り的な持ち方であったりする。
Arc Touch Bluetooth Mouseは使用時はその形状から、折れ曲がった真ん中が本体真ん中の大部分を占めるため、ボディ側面は中空になる。つまり…つまみ持ちだとつまむ場所がないのである。
もし完全に「かぶせ持ち」な人であったなら、このArc Touch Bluetooth Mouseは完全に使いやすいマウスと言えるだろう。
しかし「つまみ持ち」だと、つまめる場所がないため、かなりの違和感を感じる。本来あるべき側面が、スカスカなのだから仕方が無い。
私の場合、若干「かぶせ持ち」をするぐらいマウス前部に指を持って行くため、かろうじてマウスのセンサー部側面を掴む事ができる為、完全に持てないわけではないのだが、やはり違和感は感じるマウス、という事になる。
機構は良い感じだし、タッチセンサーも独特のクリック感を再現していて良い感じなのだが、このつまみ感がどうにも足りていないのが問題である。
とりあえず使ってみる
折角購入したので、とりあえずしばらく仕事で使ってみるが、これもどうしようも無い感覚に留まるようなら、またUltrathin Touch Mouse T630に戻す事を考えねばならない。
Ultrathin Touch Mouse T630は、天面がすべてタッチセンサーで占められているWindows8以降に完全対応したマウスだが、その本体の薄さ、独特のタッチセンサーなどで使い勝手は割れる。
私の場合、つまみ持ちだった事もあって、そんなに違和感は感じなかったが、どっちにしても気を遣うマウスであった事は変わりがない。
Arc Touch Bluetooth Mouseは、操作感そのものは全く問題はないのだが、握った感触に問題がある。
どちらを採るか…非常に悩みどころである。
普通のモバイルマウスにすればいいのに…と思われるかもしれないが、そこは持ち運びの利便性を考えている為、何かを犠牲にしなければならない、という前提で選んでいる。
まぁ…最近はペン入力もあるし、VAIO Duo 13にしてもペンが付属しているから、それを使えば…という人も多いかも知れないが、Excelで結構な資料等を作っていたりすると、ペン入力ではちょっとやりきれないのである。
絵を描いたりする分にはペンはいいんだけどさ…。
デバイス好きには良いマウス
何はともあれ、Arc Touch Bluetooth Mouse自体はかなり良いマウスだ。
Bluetooth4.0にしか対応していない(Bluetooth3等は非対応)のは問題かもしれないが、Windows8以降に対応しているノートPCなら、ほとんどがBluetooth4.0以降に対応しているため使えると思う。
逆にデスクトップPCで使おうと思うなら、Bluetooth4.0以降を搭載したモジュールを搭載するしか方法がない。
ちなみに…使用できるOSもWindows8以降なので注意。まぁ…Windows7でも使えると思うが、設定ユーティリティはWindows Store経由で入手するので、Windows8以降でないと細かい設定ができない所に注意だ。
このStore経由で入手できる設定で、今まで説明はしてこなかったが、タッチセンサーによる機能などを調整したりできる。タッチセンサーは独特の感触のあるセンサーで、ホイールを回している感触を感じることができる。
ただ…このWindows Store経由で入手する設定ユーティリティは実に雑な内容で、設定できる項目が少なすぎるのが問題。今後、改善されるのだろうか? 気になる所である。
しばらく使い続けて、慣れてくれる事を祈りたい。
慣れてきたら…Ultrathin Touch Mouse T630の処遇を考えねばならんな…。