Windows Vistaが発売されたのはたしか1月の末だったから、もう2ヶ月経たずして一周年を迎える。
未だ不安定要素を抱えたVistaだけに、XPから乗り換えた人はそう多くないとは思うが、メーカー製パソコンを購入した人は、非常に狭い選択肢の中からVistaを使わざるを得ない状況だった…という事もあるだろう。
正直、私的には今の段階でVistaを使うのはまだ無謀と思っている。
実際、得られた性能というのもある。
しかし、それらにしてもまだバグがあるかのような挙動を見せるVistaだけに、安心して移行できないのは事実だ。
じゃあ、いつになったら安心してVistaが使えるのか?
私が考えている一つのターニングポイントはServicePack 1が導入された後である。
かなりの変更点が追加されるらしい。
詳細は下記サイトで見て欲しい。
impress PC Watch
MicrosoftがVista SP1 RC版をβテスターに公開
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/1207/ubiq206.htm
今行われているのはRC1のテストでしかないが、少なくとも2008年の第1四半期(つまり1月~3月)には登場する予定。
それまでは手を出さない方が無難と言える。
ただ、私としてはVistaに乗り換えるなら64bit版で乗り換えたい。
もっといろいろなアプリケーションが64bitOS対応になってもらわないと困るが、何故かソフト開発会社はどこも64bitへの乗り換えが進んでいるように思えない。
これはMicrosoftがあまりチカラを入れていないからかもしれない…と私は思っている。
AppleのMacOS Xは、OSがいきなり64bitOSに変化した。
32bit版との選択という道すらなく、64bitOSが32bit版を飲み込んだ形だ。
なぜMicrosoftはその方法が採れないんだろうか?
やはりOSにそれができない致命的な問題があるのだろうか?
せっかくDDR2メモリが価格破壊を起こしているのに、4GBまでしか認識しない32bit版OSが主流というのは、むなしい限りである。
CPUのほとんどは64bit対応になっているのだから、何とかして欲しいものである。