GeForce8600GTXの後継カードがそろそろ出てくる頃かなぁと思ったら、案の定やはり出てきた。
機能的にはGeForce8800GTの下位という位置づけらしいが、どうみてもGeForce8600GTXの後継と呼ぶべき性能と言える。
8000系でなく9000系というのは、おそらく次のハイエンドカードを何らかのカタチで示唆していると思える。
どちらにしても、今回発表されたGeForce9600GTはハイエンドではなく、ミドルレンジ製品であり、性能はそこそこ(といっても前世代よりはずっと高性能だが)と言える。
Streaming Processorは64基、テクスチャユニット数32基と、ハイエンドクラスから考えると数は減っているものの、メモリ帯域は256bitとハイエンドと肩を並べる性能。しかもG80コアに比べてメモリの圧縮転送技術が追加されている関係上、同じ数のStreaming Processorならよりよい性能を得られるように最適化されている。
PureVideo HDも機能拡張されており(ただしドライバレベルでの話)、ミドルレンジとハイエンドでこの部分の差はなくなった。
価格は2万円台半ばから3万円前後。
この価格でこれだけのスペックが買える時代になった事は実に喜ばしい事である。
さて…この後に控えているハイエンドコアは一体どんな性能を叩き出してくれるコアになるんだろうか?
かなりな楽しみである。
2008/02/22 • no comments