ラスベガスで行われるCES 2010の事前製品披露「Digital Experience」において、NVIDIAの最新ビデオカードが初公開となった。
このビデオカードは昨年業務用のFermiシリーズとして公開されたビデオカードの民生用(コンシューマ用)であるが、正式発表前という事で製品名も公開されず、またスタッフも緘口令が敷かれていたのかその性能についても一切がノーコメントというものであったようだ。
しかしながら、シリーズ名としてはGF100と呼ばれているもののようで、今回披露されたものはその最上位版であろうと思われる。というのも、補助電源として8ピン+6ピンが用意されていたためで、もしこれが最上位版でないとするならば、とんでもない容量の電源を必要とする事となってしまう。いくらなんでも最上位版でAMDのRadeon HD 5970より大きい電源を必要とするとは考えにくいし、補助電源が8ピン+8ピンという事はないだろうと思われる為、今回のものが最上位版だろうと憶測できる。
スタッフは箝口令を敷いていたとは思うが、このカードが世界最速になるのか?という質問に対しそれは確実だとコメントしている。
となると、2TFLOPSの演算性能は確実に超えているわけであり、AMDとはちがったアプローチから生まれる新たなハイエンドの登場になる事は間違いない。
なお、発売時期だが2010年の第1四半期を予定しているようで、3月くらいまでには登場するものと思われる。
今回の製品と同時に補助電源が6ピン+6ピンの製品が登場するかどうかは不明だが、ラインナップとして登場する可能性は高いように思う。
少なくともAMDが展開しているぐらいのラインナップがないと普及させるのは難しいのではないかと思う。
とりあえずようやくNVIDIAからDirectX11対応のビデオカードが登場する事になる。
続報を待ちたい。
2010/01/07 • no comments