今日、Twitterから面白い話題が飛び出た。
私はスタパ齋藤氏をフォローしているのだが、そのスタパ氏の知人から「コミPo!」なるものが紹介されたのである。今はその知人のコメントはなくなってしまっているが、スタパ齋藤氏がこのように紹介している。
ちょっと気になったので、Twitterに記載されたURLを見てみたら…そこには衝撃的なムービーが掲載されていた。
まぁ、そういうとちょっと大げさなのだが、昔私が考えていたようなソフトがとうとう現実になった事を知ったのである。
動画を見てもらえればわかるが、要するにプリセットされた3Dモデリングデータでキャラクターの絵を作り、背景と合わせてデジタルコミックを作ってしまおうというソフトである。
キャラクターは3Dモデリングデータであるため、好きなアングルにする事が出来、また拡大縮小も思いのままだ。
背景は2Dデータでも3Dデータでも使用する事が出来るようで、2Dデータであれば、解像度さえ許せば拡大縮小ができる。しかしこれが3Dデータの背景だと、アングルを変えたりする事ができるため、その表現力はスゴイものになる。
これって…まさに絵のジャンルのVOCALOIDとは言えなくはないだろうか?
人類は、コンピュータにVOCALOIDで歌を歌わせる事に成功し、そして今、コンピュータにコミPo!でマンガを描くことを可能にしたのである。
動画をとにかく見てもらえれば、できる事が何なのかという事がよくわかる。
まぁ…公式サイトが思いの他アクセス過多で重くなっているので、なかなのかこのデモムービーを見る事もできない状態であるため、私が準備した。
とりあえず、YouTubeにオリジナルがあるため、それも紹介しておく。
このYouTubeの動画は限定公開らしいため、いつ無くなるかわからない。
とにかく、この手のソフトは3Dモデリングデータをどれだけたくさん準備できるか、にすべてが集約される。
メーカーがすべてを用意しなくても、仕様を公開しさえすれば、あとはユーザーレベルで次々とモデリングデータは公開されていく。このあたりで企業側が変なこだわりをもっていたりすると、広がるものも広がらない。
あとはそうしたデータがVOCALOIDの様に広がれば、ほとんどの人が汎用データとして扱え、使い勝手も上がる。
ただ、VOCALOIDの様に広がるには、今のままでは一つ足りない。
VOCALOIDが爆発的に知名度を得たのは、紛れもなく初音ミクという存在があったからだ。
コミPo!にも、そうしたスタンダードと呼べるようなキャラクター性があれば、それを中心に使用者が増え、利便性が上がっていくと私は思う。
どちらにしても、汎用性の高い、非常に便利なツールである。
あとはそれが爆発的に広がっていく為の必要な要素を揃えられれば、このツールは大きく化ける。
そう思えてならない。