最近の電子機器はその性能の高さからかなり発熱するものも多い。
特にPCはその傾向にある頂点のような製品なのだが、自作PCなどは元々がバラバラなパーツで売られていることから、意外とメンテナンスは簡単にできてしまう。逆にメーカー製はそのデザイン性からメンテナンスには不向きだったりする。中にはメンテナンスをしやすい事をウリにするネットショップ系PCも存在するが、そういったものは稀で実際には不向きなものが多い。
だが、極論を言ってしまえばPC系はまだケースの中身に結構な余裕があったりして、不向きといいつつもまだメンテナンスがしやすい部類。
私が考える、最近もっともメンテナンス(掃除)が難しい電子機器は、ズバリ、据え置き型コンシューマ機である。
特にPS3やXbox360はその発熱の高さから結構な風量を持つファンを内蔵しているため、内部にかなりのホコリをため込む事も多いはず。
それなのにこういった高性能コンシューマ機は内部をなかなか開けられないように作ってあり、開ければメーカー保証を受けられない、なんて事もある。
じゃあどうやってメンテナンスするんだよ? という事になるわけだが…PS3には、なんとそうしたホコリ除去を手助けしてくれるような機能が備わっている事が判明した。
これは旧型PS3の40GBモデル。背面にメインスイッチを持つタイプのものだ。
やり方は簡単。
まずメインスイッチを切って電源を落とし、その後BDスロットボタンを押しながらメインスイッチを入れると、内蔵されているファンが強力なブローで回り始める、というものである。
これはおそらくファンが正常に稼働するかどうかの出荷前テストに使われるメンテナンスモードではないかと思われる。要するに掃除を目的としたものではなく、冷却用のファンがちゃんと回るかどうかのテストとして搭載されているモードである。
ま、かなり強力なブローなので、ホコリ除去掃除にも使えると言える。
では新型PS3ではできないのか?
何しろ新型PS3にはメインスイッチがない。
だが、ちゃんとできる方法があるのである。
要するに、メインスイッチの替わりに電源コードを抜き差ししてやれば良いのである。
新型PS3は旧型PS3に比べて発熱量が少ないため、ファンの勢いは旧型より小さいかもしれないが、それでも内部のホコリを追い出すには十二分な風量はあるのではないかと思う。
Xbox360にこのようなメンテナンスモードがあるのかどうかは分からない。
ただ、日本の家電に関してはほぼ全てにおいてメンテナンスモードというものが搭載されている可能性が高い。今回のPS3のメンテナンスモードも実際にはホコリ除去の為の者でなく、出荷前のファンテストであり、たまたまそのテストがホコリ除去に使えるかもしれないというレベルの話である。
さて、PS3を持っていてホコリなどが気になる人は、ぜひ一度試してもらいたい。
びっくりするぐらいの量のホコリが出てくるかもしれないYo!
突然ですみませんが
これをして壊れたりはしませんよね??
大丈夫ですか?
返信
まぁ…心配される意味も分からなくもありませんが、そもそもコレ、マニュアルに方法として掲載されているワケではないので、自己責任行動と言えばそれまでです。
ただ、私がこの記事を書いた時(一年くらい前)と、つい先程やってみましたが、壊れる事なくファンが勢いよく回りました。
やっている事はファンを最大回転数で回すという、大したことをやっているワケではないので、これぐらいで壊れるようなら、ハズレのPS3だと思った方がいいかもしれません。
まぁ…どうしても壊れるのがイヤだなぁ…と思うのならやめておいた方がいいでしょう。
マニュアルに記載のない事はやらないに越した事はありません。
あくまでも自己責任で。そんなもんです。
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