アキバのPCパーツショップの話だと、GeForce GTX 680が飛ぶように売れているらしい。
ここ一年の間で一番の売れ行き、というショップもあるようで、今までRadeon HDシリーズが幅を利かせていたにもかかわらず、一番の売れ行きと言わせるほど売れているという事実がそこにはあるようだ。
GeForce GTX 680の詳細なスペックは下記参照願いたい。
後藤弘茂のWeekly海外ニュース
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20120322_520640.html
確かにワットパフォーマンスは相当に高いだろうが、それでも消費電力は規定値で190wになるわけで、実質負荷をかければ300w台に行くはずである。確かにハイエンドとすれば省電力かも知れないが、決して省電力な状態ではない事だけは間違いない。
それがSLIを想定するかのように2枚購入していく人が増えたというのだから、イマドキのPCに要求される電源容量というのは、既に平気で700wクラスを超えているのではないかと考える。
だが、私が一番驚いているのは、店頭価格で6万円近くするビデオカードが飛ぶように売れているという事実である。
私などはどんなにがんばっても3万円台半ばくらいまでのビデオカードを買うのが精一杯である。
それが6万円近くもするビデオカードの動きが良いというのだから、世間は意外と好景気なのか? と思ってしまったりする。
不景気からは少し脱しているのかもしれないが、私の感覚からすると依然として景気が悪いのだが…。
GeForce GTX 680の下位モデルも6月頃には登場するようだが、それでも消費電力は170wくらいになりそうな感じである。価格も恐らくは4万円近い価格になるだろうから、安い買い物にはならないだろう。
ミドルレンジ製品も飛ぶように売れるだろう事を考えると、今年のビデオカードメーカーの頂上決戦はNVIDIAの勝利と言い切ってもいいかもしれない。
今まではNVIDIAは性能で勝っていても価格とシェアで一歩譲る的な感じだったが、今回のKepler世代では状況を逆転させる事に成功した、と言える。
さて…私は新PCをどうしようかね?
とりあえずプラットフォーム全体を刷新しないといけないわけだが…果たしてビデオカードまで手が伸びるかどうか…。