スマートフォンというデバイスは便利この上ない…と思っている人は多分私だけではないと思う。
単体で通信ができ、文書管理ができ、音楽が聴けて、映像を観ることができる。もちろんアプリケーション次第でもっと違う事も出来るワケだが、唯一私が不満を持っているとしたならば、それは文字入力という所である。
スマートフォンはそのデバイスの関係上、キーボードを持っていない事がほとんどだ。だからタッチパネルの上でソフトウェアキーボードを使うか、或いは指もしくは特殊なスタイラスで書き込んで入力するしかない。Bluetoothでキーボードを通信接続して利用する、という手もあるが、持ち運べるという利点を追求したキーボードでは入力しやすいと言い切れるかは微妙だ。特に私のような「かな打ち」の人間に取っては、ローマ字入力しかできないキーボードだとそれはそれでやりづらい話になる。
外出先で、そうした入力を強いられるケースはまだ仕方ないとしても、自宅にいる時に文字入力問題があるのは、出来るなら何とか解決したい。そう思っていた矢先、便利なアイテムが登場した。
プリンストンテクノロジーから発売される“デジ操” Air”である。
この製品はPCに接続するとPCのキーボードとマウスをBluetooth HIDデバイスとして変換してくれる。つまりBluetooth HIDプロファイルをサポートした端末でペアリングすればPCのキーボードとマスウがスマートフォンなどのデバイスとして使用できるのである。
もっとも、マウスをサポートしたスマートフォンというのはほとんどないだろうから、キーボードのみ対応、というケースが多いかもしれない。
また、スマートフォンだけでなくWindowsやMacにも対応可能だから、簡単なキーボード切替器のような使い方もできる。
ペアリング先とクライアントの操作の切替は「shift」+「↑」で行え、状態はタスクトレーのアイコンで判断できる。
通信距離は約10mと家庭で使用する分には申し分ない距離で価格は4,980円。
この価格が高いとみるか、安いとみるかは個人の使い方によるだろう。
私は…正直欲しいアイテムではある。
ただ、よく分からないのはパッケージが3種類用意されている事で、PC向けパッケージ、タブレットPC向け、iPhone向けとされている事である。
スペック表を見る限り中身はどちらも同じとは思うのだが…何故3種類のパッケージを用意したのかが疑問である。
もしかして、タブレットPC(スマートフォン)とPC、iPhoneとで流通経路が違う為、パッケージを2種類用意した、とかいうのだろうか?
どちらにしても、便利系アイテムではある。
余力があれば買ってみてもいいかもしれない。