毎年2月はATOKの月…と言えるぐらい、毎年この2月にATOKの新版が発売となる。
今年は年末ぐらいから購入に際しての割引キャンペーンやポイント2倍キャンペーン、果ては購入&ユーザー登録でSonyのVAIO Duo11プレゼントキャンペーンなど、前年以上のキャンペーンを展開して販促に力を入れていた。…昨年のATOK2012が30周年記念パッケージだったワケだが、思った程販売本数が伸びなかったのだろうか?
ま、実際はどうなのかはわからないが、例年以上の意気込みを感じるのは間違いない。
で、私はというと、毎年AAA優待版という、既存のATOKユーザーが購入出来る割引版を購入した。しかもプレミアム版である。
毎年プレミアム版を購入する事を決めていて、それにももちろん理由はある。ムダになるかもしれないが、同梱の辞書関係がアップデートされるからである。今回はデジタル大辞泉などが付いてくるのだが、私はこれに広辞苑第六版をプラスして使用している。
ま、基本的にATOKは本体そのものでかなり賢い日本語変換をするため、辞書の必要性がどこまであるのかが疑問と言えば疑問なのだが、こうした電子辞書との連携の最大のメリットは、今入力している語句の意味をその場ですぐ知ることができる、という事だったり、辞書からの語句を変換対象にしたりできる事であり、テキストをよくタイプする私としては、電子辞書はあるだけあった方が良い、という感じに思っている。
とりあえず、昨年もATOK2012を購入&インストールしたワケだが、早速ATOK2013へとアップデートしてみた。
昨年よりずっとインストールが簡単になっているのは、おそらくWindows8に合わせた為ではないかと思われる。しかも昨年もそうだったが、ATOK syncを外部から引っ張ってくる必要が全くなくなった。本体インストール時にATOK syncもインストールされるようになり、その際に認証もすべて行ってしまう為、後から設定を触ったりする必要が全くなくなった。この辺りは実にカンタンになった印象がある。
思えば、ATOK2009辺りだと付属のツールなどは全て本体のインストールが終わった後に個別に入れてやる必要があった。しかもATOK syncそのものも、パッケージ側には入っておらず、公式サイトからDLしてのインストールだった。
あれから4年。既にインターネット環境が当たり前になった、とジャストシステムが考えたのだろう。ATOK syncはATOKになくてはならない存在になったと言える。
ATOK2013の詳しい機能等は公式サイトを見てもらいたい。
ジャストシステム
http://www.justsystems.com/jp/products/atok/
今回の目玉はWindows8に対応した、という事。
恐らく来年のATOK2014は今年の秋に登場すると言われている次のOSの対応版になるのではないかと思う。
Microsoftの商売にケチを付ける事になるかもしれないが、せめて新OSは3年周期ぐらいにしてくれるとありがたい。多分、こうしたアプリケーションを作成している開発メーカーも同じ事を考えるのではないかと思う。
先程も書いたが、私はこのATOKと広辞苑第六版の組み合わせで使用している。
このATOKは、追加の電子辞書がたくさんあるため、目的に合わせた電子辞書と組み合わせて利便性を上げることができる。
昨年も書いたかも知れないが、私としては角川類語辞典とも組み合わせて文章記述に特化した形で日本語入力環境を作りたいと考えている。この類語辞典もいつか買おうと思っている辞書である。今年こそは買えるといいが…。
日本語入力なんて標準のもので十分と思っている人には理解できないかもしれないが、文章書きであるならば、ATOKの利便性はわかるはずだ。
今は月額版もあるため、パッケージ版は買えないという人は月額300円で利用可能た。年間3,600円で標準的な機能は利用可能で、しかも常に最新版が使える。そっちもお薦めである。
お試し版もあるため、使った事かない人はまず試して欲しい。
真価を問うのはその後だ。