バイクを青空駐車で停めている人には必須なモノ、それがバイクカバーだったりする。
雨をしのぎ、風をしのぎ、日差しをしのぐには、カバーは必須だ。そんなバイクカバーが3年使って破けてしまった。ま、よく耐えた方だと思う。
3年持てば十分なのか?
純粋な青空駐車だと、ハイテク素材を使ったものでも1年強でダメになる…そんな話も聞いたことがある。
そう考えれば、3年も持てば十分ではないか? と思うワケだが、実は私は完全な青空駐車ではない。
家の裏側、多少内側に凹んだ所にバイクがすっぽりと収まるため、そこに停めている。
だからしとしと降る雨なら濡れないし、多少横風があっても極端に濡れるという事がない。日差しだって午後の強烈な西日に当たる事もない。
そう考えると、3年耐えたというのが実はとんでもなく凄い事ではなく、普通の耐久性ではなかったか? とか思えてしまう。
実際の所、そのアタリはよく分からないと言ってしまえばそれまでなのだが、1年強でダメになる人と比較して恵まれた環境である事だけは間違いない。
それでも買い換えなきゃならんのです
でも破けてしまった以上は買い換えるしかない。
以前購入したバイクカバーは実はそんなに高いものではなかった…という記憶しかないのだが、今回はそれなりにバイクに優しいカバーを考えたい所。
価格的には安物は2,000円クラスからあり、高いものだと18,000円クラスのものもある。実に9倍の差があるわけだが、もちろんそれなりの理由はある。
中堅クラスは概ね8,000円クラスで、候補はこの辺りになるかな? と思いつつ、18,000円クラスのハイテク素材もちょっと気になったりしている。
というのは、前述したように、私の使い方からすると、極端な雨対策は不要だったりするのだ。どちらかというと、冬の霜対策や、蒸れの方が問題で、霜問題も絡んでくる寒暖差による湿気対策の方が問題だったりする。
となると、透湿性のあるカバーが理想という事になるのだが、そうなるとハイテク素材ぐらいしか候補が出てこなくなる。
…18,000円クラスしかないのか?(-_-;)
生産国にも拘りたい
安く済ませたいと思う反面、この生産国による出来具合の差というのは、カバーという製品の性質上とても大切。
カバーは素材を裁断して縫製するのだが、この縫製部から雨の侵入があったりする。
だからそういう所を気にしているメーカーは、縫製方向や箇所にも気を配って設計していたりする。
そして問題はその品質。機械で縫製するはいいとしても、時にはダメな部分が出てしまうわけで、そこをどうやって潰すかが品質管理の決め手になる。
これが海外メーカーだと恐ろしいぐらいにザル的管理で、駄目な縫製製品を平気で商品化したりする。
日本だと考えられないようなものが出回るのである。
実はこのカバーに限らず、日本製と海外製の製品の最大の違いは、出荷管理の品質に関して、どこまで厳しいチェックをしているのか? という事に尽きるのである。家電でもそうだし、車でもそうだし、作られるもののほとんど全てがそうなのである。
だから日本製品が高いと言っている理由のほとんどが、この品質保証費に充てられていると言っても過言ではない。
ダメなものはダメ、と不良を発見して出荷しないというチェックがちゃんと行われているから、日本製品は故障が少ないのである。もちろん、設計段階から故障しないような設計で作られているというのももちろんある。その発想とか思想が、高度な日本製品を支えていると言ってもいい。
話が逸れたが、バイクのカバーも当然日本製が優秀と言える。
特に過酷な環境に晒されるカバーは、そのもっとも弱点となる縫製部から崩壊する事が多いのである。
なので、今回は日本製に拘ってみたい。
…ちょっと高いが、おそらく最終的にはそれで耐久力が格段に上がるハズである。
ただ、この考え方を他の人に押しつけるつもりは一切ない。
安物を使い捨てるようにして使うという方法もあるのだ。
半年でダメになったから買い換える…という方法でもコストパフォーマンスに優れる事も多いし、それで十分な場合もある。常に新しいものを使う方が良いという考え方だって一理も二理もある話だ。
とりあえず私は最低8,000円クラスの日本製に絞り込んで商品を探していこうと思う。
緊急に必要というわけではないので、じっくり商品を選んで後悔しないようにしたい。
というか…そもそも路上駐車でなければこんな事すら考える必要はないのだから、そういう環境にいる人は実に羨ましい話である。
年間のコストで考えると、結構厳しい話である。