会社にカメラ好きでハイアマチュアの人がいるのだが、その人に撮影のイロハをイロイロ聞いた所、撮るなら単焦点レンズでRAWデータ撮影をした方が良いと言われた。
レベル差がありすぎる
その会社のカメラ好きの人、Nさんは昔からα使いの人で今現在は多少型遅れになってはいるが、α900を所有している。
α900と言えば、バリバリの光学仕様デジカメで、しかも動画撮影すらあまり考慮していないというガチなフルサイズセンサー一眼レフデジカメ。
フィルム時代からポートレートを中心に撮影してきた人からすると、後継機種でトランスルーセントミラーを搭載していたα99よりも信頼のおけるカメラである。
そんなα900を持つNさん曰く、レンズ交換式デジカメを手にしたならば是非とも明るい単焦点レンズを使用し、RAWデータで撮影した方が良い、という事だった。
流石はコンテストで入賞したりする人である。
言う事がいちいちプロっぽい(爆)
確かに単焦点レンズでの撮影は、結果として得られる画質はとても良好と言える。明るいレンズであれば、ボケ味もよく出るし撮影の幅も広がる。そしてそれから得られたデータをRAWという未加工データとして残す事で、レンズから入った全ての情報をハイエンドな画質で得る…まさに、理想の形である。
たしかにJPEGは非可逆圧縮のフォーマットであるため、一度JPEGで圧縮してしまうと、元のオリジナルデータには戻せない。圧縮時にはデータは絶対に劣化するため、その劣化を防ぐためにはRAWデータは必須と言える。
と、ここまでNさんの言い分を書いた所で思うこと。
私とはレベル差がありすぎる orz
まぁ…たしかに高画質を得るためのテクニックといえばそれまでだが、私はRAWデータを扱えるソフトすら持っていない(E-M1同梱のソフトにはあるのかもしれないが未確認)。
イキナリ私がNさんオススメの状態にできるとは流石に思えない。
E-M1のポテンシャル
Nさん曰く「E-M1のポテンシャルを考えれば、ハイアマチュアがやっている事をそのままやっても不思議ではない」そうで、それ故のオリンパスハイエンド機である、と言う。
確かにそうなのだろうが…これは要するに「私には過ぎた逸品」という事を言いたいのかもしれない。というか、それはもう解っている事である。
大きさから考えれば手軽にスナップを撮る事もできるが、高画質を狙った本格的な撮影もできる。そのセンサーの良さやレンズの良さを考えれば、ど素人のおもちゃとしては高価なおもちゃなのである。
E-M1というハイエンドを余すことなく活用するには、やはり素性の良いレンズとRAWデータは避けて通れない道、という事なのかもしれない。
であるなら、ある程度私も覚悟を決める必要があるのかもしれない。
もちろん、私がどこまで深入りするかという事が全てなのだが、このE-M1を手にしたという事は、ある程度の覚悟をもって本格的に突き進むのが礼儀というものなのかもしれない。
本格的にフォトレタッチ
そうなると、やはり気にしなければならないのが、そのRAWデータの取扱と、その後の加工である。
私がRAWデータと聞くとまず最初に思い浮かべるソフトがPhotoshop Lightroomである。Adobeから出ているCreative Suiteの一つに含まれるPhotoshopの仲間だが、写真加工専用のソフトである。
また、撮影した画像をフォトレタッチするとなるとPhotoshopの存在意義が大きい。昔は高価なパッケージを購入する必要があったが、今では月額制を採用しているため、Photoshop単体なら月額2,000円で契約できる。
だが、ちょうど一年前だったと思うが、期間限定でPhotoshop CCとLightroomのセットで月額1,000円というキャンペーンがあった。
当時、契約しようか随分と悩んでいたのだが、結局契約する事なく、従来の環境を維持する事にした。
E-M1の購入をその時に考えていたならば契約しておけばよかったかも…と今更ながら後悔したりしている。
…なんて事を考えていたら、こんな情報がっ!
Photoshop 写真家向けプログラム
https://creative.adobe.com/plans/offer/photoshop+lightroom
どうも、再び月額1,000円でPhotoshop CCとLightroom5が契約できるようである。
申し込み締め切りは3月31日までで、格安でPhotoshopとLightroomが使用できるようになる。
ちなみにLightroomだけでいえば単体がパッケージで販売されている。価格は最安値で10,690円。単体でこの価格ならCreative Cloudの月額1,000円でPhotoshop CCとLightroomが使えるようになる方がお得かもしれないが、Photoshopは使わないというのであれば、買い切りのLightroom5の方がお買い得ではある。
さて…どうしたものかいな。
明るい単焦点レンズ
フォトレタッチソフトもそうだが、本格的な話をするならコチラの方が重要かもしれない。
単焦点レンズ。
扱いも難しければ、その撮影も難しい。まさに孤高のレンズと言えよう。
だが単焦点レンズは明るいレンズが多く、背景ボケやポートレートなど多彩に楽しむ事ができる幅がある。
ただ、意外と高い。ズームレンズの方が全然安い。やはり明るいレンズという事で高いのではないかと思う。もっとも、ズームレンズでも明るいレンズは高いのだが。
Nさんは明るい単焦点レンズを最低1本は持っていた方が良いと言っていた。
焦点距離は大体50mm~90mmくらいが良いそうで、これぐらいの焦点距離は、人が対象物を凝視して見えるくらいのポジションなんだそうだ。これぐらいの焦点距離に、ボケを加えた映像を持ってくると、ピントが合っている被写体がより引き立つのだとか…。
まぁ、この意味をどこまで私が理解しているかは置いておき、確かに単焦点レンズは一本欲しいところである。
ZUIKOのPremiumレンズ(単焦点シリーズ)の中から、45mm F1.8(35mm換算90mm)あたりが一本あれば良いのではないかと思う。
理想は望遠ズーム1本、標準ズーム1本、単焦点1本だ。そこからはじめて理想を追いかけるというスタイルに持って行けるようにこれから考えていこう。
詳しい人が近くにいると、そのハマり度合いがどんどん深くなる。
ある程度で一線を引いておかねばならないが、少なくとも今はまだまだ足りない要素が多い。
ハードもソフトもこれから見直していくことにしよう。