機動戦士ガンダム THE ORIGINのアニメ化は結構前に話に出ていたが、ここに来てようやく情報が出てきた。
UCと提供方法が同じなのか?
最近のアニメにおいて、テレビ放映しないものの流れとして、まず最初に劇場公開し、その後にメディア発売する、という流れが普通になったのだろうか?
ガンダムUCはまさしくそうだったし、宇宙戦艦ヤマト2199もそのような流れだった。ヤマト2199はその後テレビ放送も行ったが、ガンダムUCは有料チャンネルぐらいしか展開していない(と思う)。今回のTHE ORIGINもガンダムUCと同じような流れになるのかもしれないが、今後はこの流れが定着するのかもしれない。
THE ORIGINは安彦良和の同名コミックをアニメ化するという企画の元進められているが、正直、私が期待していた作りとは異なる作りになってしまった。
私が思い描いていたのは、ズバリ、ファーストガンダムのリメイクだった。
当時のアニメ技術と今のアニメ技術とでは雲泥の差もあるし、今や世界的作品になった同作品に対して、より綺麗な映像を与えるという事にも意味はあると思う。
しかし、実際にはもう一人の主人公とも言えるシャア・アズナブルの幼少期からの話を主体とした、全4話の作品群になってしまった。
これはこれで間違ってはいないとは思うが、些か残念でならない。私としては、そのシャアの幼少期含めて全てのリメイクを期待していたのだから。
若き日の青い巨星
そのTHE ORIGINの第一話が2月28日から全国13館で2週間限定で劇場公開される。タイトルは「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 第1話 青い瞳のキャスバル」で、ジオン・ズム・ダイクンが暗殺(?)されるところから始まる。
ダイクン側近のジンバ・ラルの息子としてランバ・ラルがダイクン遺児であるキャスバルとアルテイシアを保護するワケだが…果たして若き日のランバ・ラルの声を誰が担当するのやら…ってもう公開されてるワケだが。
今回、ほとんどのキャストは新規に選ばれたと言えるが、その中で2人だけ(たぶん)35年前と同じ人がキャスティングされている。
一人は池田秀一。言わずと知れたシャア本人である。但し、シャアであってキャスバルではない。この話はキャスバルの話だから、年齢的に無理があるわけではない。
だがもうひとりは35年の時間を遡るが如く、同じ人が演じている。
その名は銀河万丈、ギレン・ザビその人である。
「あえて言おう、カスであると!」の銀河万丈である。
もうね、リアルで35年経過していて、それでいて同じキャストって…やはりギレンに替わりはいなかった、という事なのかもしれない。
どちらにしても期待は高まる。
来年2月末まで、実に待ち遠しい話である。