E-PM2を手に入れたはいいが、そのままだと使いにくい。
ストラップが必要
カメラというものは、不思議とそのまま使おうと思うと使いにくい事が多い。それはケータイにストラップをつけて使うというのと同じ理由とは思うが、カメラの場合は往々にしてネックストラップもしくはハンドストラップなどを使う事が多い。
ケータイやスマートフォンもネックストラップを使っている人もいるが、カメラは大多数がネックストラップであり、ハンドストラップはコンデジ等重量が軽いカメラに限られる事が多い。流石に30万円もするようなフルサイズ一眼レフカメラにハンドストラップを付けて運用している人はいないと思う。
と言うわけで、私もE-PM2に関してストラップが必要だなぁと実感しているワケだが、メーカーから付いてくるストラップを何故か使いたいという気にならない。
これはE-M1の時も同じだったのだが、カメラは不思議と革製品が似合う…と私は思っている。
と言うわけで、E-PM2も革製品のストラップを検討してみたい。
ネックか? それともハンドか?
E-PM2くらい小さいと、ストラップはハンドストラップがいいかもしれない、と思うには重量以外の理由がある。それは、ネックストラップは首から提げるストラップであるため大がかりになりやすいし、バッグからサッと取り出す際に邪魔になる。ハンドストラップなら、短いという事もあってバッグから取り出しやすく、また手で持ち歩く際にもマッチしやすい。
ただ、ハンドストラップの最大の弱点は重量が嵩むとハンドストラップでは強度が足りないという事になる。
ちょっとしたカメラシステムでは総重量で1kgを超え、重いモノになると1.5kgを超える。
幸いにして、E-M1は本体が500g弱、レンズも300g~400gと、総重量で1kgを下回る事もあるが、それでも1kgくらいは覚悟しなければならない。
しかし、E-PM2は本体で269gと格段に軽い。使用するレンズも上手くすれば100gを切る事も可能だ。私が今回組み合わせたLEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.の重量でも200g程度である。
つまり、今の時点でさえ500gを下回るわけだ。
となると、やはり使い方と利便性を考えてハンドストラップを選ぶのが賢明と言える。
で、そのハンドストラップとしてどんなものが良いかなぁ…といろいろ模索していたら、こんなハンドストラップを見つけた。
革製品
いつもの私なら、こういったカメラ関係のアクセサリーはUlyssesという所の製品を検討するのだが、今回はちょっと趣向を変えてみた。
というのは、Ulyssesの製品は確かに良いのだが、ハンドストラップというものに関しては私が考えているものとは違う製品しかラインナップしていなかったのだ。
そこで、前々から目星を付けていたAcru(アクリュ)という所の製品をチョイスしてみた。
このAcruという所は大阪にあるショップで、革製品を加工してグッズを作っている所である。しかも大阪にはリアルショップもあるため、単純にネットショップというわけではない。
Ulyssesも革製品を扱う店としてはセンスのある良い店とは思っているが、革製品の扱いに関していえば、Acruの方が詳しいというか一枚上手というか、そんな感じがする。
この中で私が「コレだ」と思ったのは「カシェTYPE2」というハンドストラップで、金具の部分を全て革製品で包んでしまっているハンドストラップである。
カメラのような製品と組み合わせるアクセサリーは、それ自体でカメラを傷つけないような工夫がされている事が多く、Ulyssesのストラップの場合はそもそも金具を使わないという方向性なのだが、Acruの場合は必要あらば金具を使い、それで傷が付かないような設計をしているのである。
今回、ハンドストラップを選んだ理由は総重量が軽いからだが、ネックストラップだとカメラの両側から保持するところ、ハンドストラップはカメラの片側のみしか保持できない為、それなりに荷重がかかる不安がある。そう考えると、必要な場所に金具があるのは心強い。
Acruを選んだ理由は、そういった側面もあるのである。
気になる納期
Acruの製品はそういう意味ではUlyssesにはない魅力があってとても良いのだが、一つだけ問題がある。
それが納品までに時間がかかる、という事である。
どうも、注文を受けてから一つ一つ手作りで作るという事らしく、ストラップなどは受注後2週間の時間を要するようだ。
手作りの良さと考えればこれも致し方ない話とも言えるが、ストラップは作り置きがないようで、あとは製造ラインの空き状況で納期が短くなったりするらしい。
ただ、この受注後手作りで…という事によって一つメリットが生まれるのだが、それが刻印を入れられるという事。
Acruでは、規定数までの文字を打刻してくれるサービスがあり、そのサービスによって価格が上がる事がない(確認した限りの話)。つまり、自分だけのオリジナル製品になるわけである。
私は今回打刻は頼まなかったのだが、刻印を入れたい人は中々にして良いサービスではないかと思う。
あと、Acruの革製品は基本的にメンテナンスフリーで問題がないというのも魅力の一つだ。
もともとの革がオイルレザーであるため、よほど酷い環境にないかぎりはメンテナンスフリーでも問題がないとされている。
もっとも、ちゃんと自分でメンテナンスが出来るのであれば、それをするに越した事はないのだが、私の様に「革製品のメンテまでやってられねーよ」という人でも、安心して使用する事ができる。
もっとも、この辺りはUlyssesの革製品でも同じだから、まぁイマドキの革製品はほぼメンテナンスフリーで使っていても問題はない、という事かもしれない。
とりあえず、今回はストラップを用意してみた。
まだまだ手軽に使える2ndカメラの完成形には遠いが、一つ一つ必要なものを揃えて形にしていきたいと思っている。
おー、Acru行きましたか。
会社の仕事仲間でここのバッグ使ってる人いましたが、フルレザーではないもののかなり質が良かったです。
(お値段も良いですが…)
やはりさっと取り出して使うにはハンドストラップが一番合いそうですね。
あくまで脱落防止とホールド補助と言う使い方ならベストですね。
コレでレンズ、ボディ、ストラップが揃ったから、取りあえず運用できますね。
実は、私も今ストラップで一つ悩んでいて、一番の大物のK-3に着けるのを探してたりします。
ユリシーズも勿論候補ですが、何分ボディとレンズで1.2~1.5kg位にはなるし、防塵防滴のボディを生かすために実用性重視にしようかと思っていたりします。
何か良さそうなモノがあったら教えて下さい。
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もともとAcruという店自体は知っていたし、Ulysses製品を買う前にこちらで検討していた時期もあるのですよ。
ただ、ネックストラップだとUlyssesの方が良いと思えるものが多いし、ハンドストラップだとAcruの方が良いと思える製品があった、というだけで使い分けています。
完全に革製品に特化して拘る場合はAcruの方が良いように思います。
しかし…K-3のネックストラップを実用重視にするのでしたら、私なら革製品は避ける…というか、基本革製品でない方向で考えますね。
荷重に対しての強さで言えば、絶対的にナイロンに勝てる素材はないと思います。
高級ネックストラップの中には、レザーの裏面にナイロンを縫い付けた製品もあるので、そういったものであれば革製品の見た目を得ることはできますが、多分相当な値段になるかと。
また、それぐらいの重量を首から提げるとなると、細いと痛みを感じるとも思えるので、がっしりしたナイロン製…というのが、もっとも効果的なような気がします。
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K-3のネックストラップは、濡れても大丈夫な素材で探してます。
丈夫で幅広、厚めのクッションが欲しいなと。
そうなると、やはりナイロンですかね?
ネオプレンのクッション付きの、海外製のは見つけたんですが、まだ情報収集中です。
革は濡れると面倒なんで除外しようかと考えてます。
アレコレ悩むけど、選んでる時は楽しいですねーw
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どうしても見つからない時は…自作しかないでしょう(爆)
まぁ、ナイロンを母材としてあとはアタリが柔らかいストラップを探すしかないでしょうね。
重量がかかっても痛くないストラップにしないと使っててツライでしょうから。
やっぱ自作しかないなwww
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