先日、KickStarterで欲しいと思った案件が成立しない…。
PS VITA 1000番のグリップ
先日、当Blogでも紹介した、PS VITAの初代機1000番台の「L2/R2後付け前面ボタン」付きグリップカバーの件が、残り22日となった段階で目標金額の20%にしか到達しておらず、それもここ数日ずっと同じ状況が続いてしまっている。
この動きの悪さから考えると、ひょっとしたらPS VITAの1000番台を所有している人で、この前世代のグリップカバーを所有している人は、ほぼこの案件に乗ってしまっていて、既に新しくこれから導入しようかという人しか、残されていないのではないかと不安になる。
実際、形が異なるのは初代機の1000番台だけで、2000番台の「L2/R2後付け前面ボタン」付きカバーは市販されてしまっているため、2000番台を所有している人はまずこの案件に乗る事はないだろうし、そもそも該当する人が少ないからこそのKickStarterである事を考えれば、この先、20%以上の進捗になる事は相当難しいように思えてくる。
Kickstarter
http://j.mp/2KrNEB2 (現在リンク切れ)
PS VITAそのものが少ない
しかもこの案件が成立しない可能性が高いもう一つの理由は、PS VITAの市場そのものが非常に小さくなってしまっているという所にある。
現在、PS VITAでこのグリップカバーが欲しいと思っている人のほとんどは、PS4のリモートアクセスによる使用を想定している人だと言える。
PS VITAのソフトをそのままプレイする、という人は非常に少ないだろうし、そもそもPS4のリモートプレイの場合、Xperiaでもできる時代。しかもそのXperiaでは、PS4のコントローラーを用意すれば、Xperiaを画面にしてPS4のコントローラーの上に設置してプレイするスタイルも可能なオプションが用意されている。
プレイのしやすさを考えれば、PS4のコントローラーをそのまま使用する方が扱いやすいわけで、あえてPS VITAでプレイするか? というところに落ち着いてしまう。
となると、PS VITAでこの「L2/R2後付け前面ボタン」付きグリップカバーを使ってプレイするという選択肢そのものも価値を考えると小さいと言えてしまうのかも知れない。
せめてPS VITAの需要が今も高ければ、1000番台のPS VITAにも価値が出てくるのだが…。
というのも、1000番台のPS VITAは有機ELパネルを使用しているため、非常に発色が良い。2000番台以降は液晶モデルになってしまったため、この発色の良さは1000番台限定の機能になってしまっている。となると、1000番台の価値は自然高まるわけで、そこに「L2/R2後付け前面ボタン」付きグリップカバーの価値もついて回る事になる。
実際そうあってくれれば、Kickstarterの目標額にも響くというものだが、実際はそうなってはいない。
というわけば、ちょっと現実味が見えてこなくなった「L2/R2後付け前面ボタン」付きグリップカバーなので、ちょっとでも貢献するため、私自身のプランを変更する事にした。
以前は前面の交換パーツだけをプレッジしていたのだが、今回後面のグリップも含めたプランへと変更し、価格を引き上げてみた。
微々たるものだが、これで目標額にちょっとでも近づいて、ちょっとでも実現に近づいてくれればと思う。
さて…周囲の人々にもこの話を広めて何とか目標に届くように仕掛けなければ…。