昔からあるトレンド。
DH310V2
Shuttleから、Intel第9世代Coreプロセッサ対応の小型PC自作キット「DH310V2」が発売される。TDP 65WまでのCPUに対応するという事なので、Core i7-8700にも対応できるし、第9世代CoreプロセッサならCore i5-9400までに対応できる。つまり、6コアに対応可能という事である。予価は24,500円(税別)。
最大の特徴はその小ささで、本体サイズは165×190×43mmに収まるものになる。チップセットはIntel H310で、搭載可能なストレージは2.5インチHDD/SSDとM.2 SSD、他にも無線LAN/Bluetoothモジュール増設用のM.2スロットが用意されている。
メモリはDDR4 SO-DIMM×2(最大32GB)まで搭載可能なので、処理能力的には中堅PCより上位の処理能力を発揮できる。
インターフェースはDisplayPort、HDMI、デュアル1000Base-T、USB3.1 Gen1×2、USB2.0×2、シリアルポート、SDカードスロット、ヘッドホン端子、マイク端子を持つ。
電源はACアダプタで、90Wのものが付属する。また、本体にはVESAマウントが付属するので、モニタ裏にそのまま取り付ける事もできる。
Shuttle DH310V2
https://shuttle-japan.jp/dh310v2/
ビデオカード不要ならアリ
このShuttleのDH310V2は、その大きさから当然ながらディスクリートGPUの搭載はできない。
よって、CPU内蔵のGPUでの動作という事になるが、一応HDMI2.0a対応の出力をマザーボードが持っているため、4K/60fps及びHDRの画面出力が可能になっている。
但し、CPU内蔵GPUなので、その処理能力に関しては高望みはできない。
なので、そうしたハイエンドタイプのゲーム用途を考えないのであれば、この小型PCは選択肢の一つとして考えることは出来ると思われる。
また、無線LANユニットをM.2スロットに独立して内蔵できるので、モニタ裏にVESAマウントで搭載すれば、電源以外のケーブルをコンパクトに纏める事もできる。
最近のPCは基本性能が高いので、小型PCでもよほど重い処理でなければ対応が可能なので、部屋をスッキリさせつつPCを使いたいという人には、こういう小型PCという選択は十分考えられるように思う。
まぁ…最近はハイエンドノートPCでデスクトップPCを置き換えるというのも選択肢の一つなので、あえて小型PCをチョイスするという人は少ないかも知れないが、ノートPCはデスクトップPCとはそもそもの格が違うので、運用性能にある程度の余力が欲しいが重量級までもは不要という人の落とし所になるのではないかと思う。