使ってみなけりゃわからない。これが真実。
格安で買ったつもりが…。
WH-1000XM4を購入してから早3ヶ月ちょっと経過した。
当Blogでも記事にしたが、私はヤフオクで中古品として購入した。
届いてすぐに使い勝手なども記事にしたが、あれから使って3ヶ月が経過したので、ちょっとした経過レビューでもしてみたい。
その前に、8月に購入した時にはこのような事が起きるとは想像していなかったのだが、先日ソニーから、WH-1000XM4の新色としてミッドナイトブルーが限定発売された。
その価格、なんと27,000円と、私が中古で購入した製品より安いという状態。
…ナンテコッタ。
ただ、もともと台数・期間限定品という事もあり、大凡予約は締め切られたようだ。ただ、ソニー側は12月6日までが受注〆切り日としているので、ひょっとしたらまだ受け付けているところがあるかもしれない。
ま、もともとミッドナイトブルーという色は米国で販売される系統の色合いで、前機種の時にもそうした色違いの海外バージョンが存在していた。
今回はそれを国内向けに限定販売した、というのが事の真相ではないかと思う。
静音性は確実に向上
さて、WH-1000XM4を3ヶ月使ってみた感想として、まず前提としてその静音性だが、やはり素晴らしいの一言である。
もともと、ノイズキャンセリングヘッドフォンという製品群なので、このノイズキャンセリングの部分がしっかりしているか、という事に関して言えば抜群の静けさを提供してくれる事を言っておく。
これは購入した直後のレビューでも同じ事を説明したが、二世代前のWH-1000XM2と比較しても明らかに静かな環境を得られる。
最近になってわかったのは、WH-1000XM2だとファンヒーターの立ち上がり音がかすかながらに聞こえる事があったのに対し、WH-1000XM4は全く聞こえないと言うこと。
また、ドアなどが軋む音に関して言えば、どちらもかすかに聞こえはするが、WH-1000XM4の方が明らかに静かになっているという事。ひょっとしたら、高周波の音と低周波の音では、低周波の音の方がブロックしやすいのかも知れない。あくまでも予想だが。
しかし、あきらかにWH-1000XM4の方が静かな環境を得られる事は間違いがなく、無音の世界を得たいが為にノイズキャンセリングヘッドフォンを使用するという人であっても、WH-1000XM4は満足できるのではないかと思う。
使ってはじめてわかる便利機能の問題
ただ、WH-1000XM4にも一つだけ予想外の問題がある。
もともと、機能として追加されたものが、逆に邪魔になってしまっている事である。
以前、WH-1000XM4を購入する前にスペックを検討した記事を書いた事があるのだが、その時には、ここまでの問題を想定していなかったものになる。
その機能というのが「Speak to Chat」という機能で、コイツは装着者が発話すると音楽の一時停止及び外音取り込みモードになるという機能である。
発話者の声や口の位置を機械学習で判別し、隣の人が大声で話し始めても同機能は働かない、という動作のアプローチには手が入っているのだが、コイツが逆に厄介になるケースがあるのである。
それは咳払い。
この咳払いを発話者の声として認識したりする時があるのである。そうなると、PCで動画等を見ていたとしても、咳払いをして動画を止めてしまったり、なんて事が簡単に起きてしまう。
認識精度が高い事が仇になっているのか、それとも設定で解決策があるのか…。
アプリ上で機能の設定等で感度の調節ができる感じではないので、この部分を改善しないと、ちょっと使いづらいと感じる人は多いかも知れない。
この問題点を中核に考えると、前機種であるWH-1000XM3の方が使いやすくて性能が良い、なんて感じる人もいるかもしれない。
と、問題点を一つ挙げたが、総じてWH-1000XM4はノイズキャンセリングヘッドフォンとしては非常に優秀である。
ヘッドフォンとしての音楽再生能力に関しても申し分なくドライブするし、お薦めできる製品である事は間違いない。
ただ、最近は他社製品もいろいろ出てきたところで、価格的なデメリットが見えてきていたりもするので、自分が求める性能とコストのバランスは見た方がよいかもしれない。
自己レス。
WH-1000XM4を使う上で、もし「Speak to Chat」の機能が邪魔だと感じたら、スマホアプリの「Headphones」で「Speak to Chat」の機能をOFFにすれば良いだけの話で、中古でWH-1000XM3を探してまで購入する、なんて必要はない。
ただ、aptX系のコーデックがどうしても使いたい、という事であれば、WH-1000XM3でないと使えない。
知っておいて損のない話である。
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