結局、現行機種の購入に踏み切った。
aptX対応を諦めた
先日から購入を迷っていたSonyのノイズキャンセリングヘッドフォンだが、最終的に現行機種の「WH-1000XM4」を購入する事にした。
前機種の「WH-1000XM3」を最終的に選ばなかったのは、元々私がaptX対応デバイスをあまり多く持っていないという事と、Windowsでも最終的にはLDAC対応がやってくる事を期待しての事である。
Windowsは、少なくともWindows11の時にはBluetoothの対応コーデックにいくらかの追加が予想される。もし、初期のWindows11では対応しなくとも、その後のアップデートでの対応は十分期待できる、と言える。
もちろん、私の勝手な予想でしかないので、確実にLDAC対応になるとは言い切れないが、すくなくとも今の時点でAACには対応するので、音質的には(現時点では)納得のできるレベルで使える。
この転送コーデックの問題を切り離してしまえば「WH-1000MX3」と「WH-1000XM4」であれば、間違いなく現行機種の「WH-1000XM4」の方が性能は上を行くので、購入は「WH-1000XM4」へと踏み切った。
新品を購入しようとすれば、4万円を超えるレベルでの出費になる可能性があるので、格安品狙いの、場合によっては中古でも良いか、という判断で製品を選んだ。
ただ、格安品の場合、並行輸入品の可能性が出てきてしまうので、それだけは注意深く製品を吟味する必要がある。
いや、製品的には並行輸入品でも問題はないのだが、保証という点で並行輸入品は日本国内で対応できない場合がある時がある。これはメーカーによって様々な対応があるので、一概に言えないのだが、Sonyの場合は並行輸入品は結構厳しい感じがあるので、今回の製品選びは、すくなくとも国内正規品である事を最優先にして選ぶ事にした。
結局ヤフオク
購入すると決めたらあとは早い。
いろいろなショッピングサイトなどを確認したが、やはり基本的に3万円半ばぐらいの価格になる事が判明。その価格でも良いのだが、少しでも安い方が良いと考えた時、中古でも製品状態さえ良ければもっと安い者がある、と判断。ヤフオクなどを調べて製品を吟味した結果、国内のソニーストアで購入した通電2回という製品を見つけた。
価格は29,800円だったが、クーポン併用で28,800円で購入できるコトが判明。中古なので多少ギャンブル要素もあるが、出品者の履歴や写真などを見て最終判断し、この製品を落札した。
気になる機能
ただ「WH-1000XM4」を選んだ事で一つきになる機能がある。
それが「Speak to Chat」機能である。
この機能を有効にすると、外音取り込みが発生し、ヘッドフォンを装着したまま会話が可能になるというモードである。
これはヘッドフォンを付けたまま会話する上でとても便利な機能ではあるのだが、問題はノイズキャンセリング機能を是とする本機にあって、勝手にこの「Speak to Chat」機能が働き、ノイズキャンセリング機能をオフにしてしまう現象がどの程度起きてしまうのか? という所に不安要素がある。
一応、装着者の声を記憶し、その声を感知した時に「Speak to Chat」機能が働き、外音を取り込みはじめるとの事なので、不用意に会話しなければノイズキャンセリング機能はずっと働きかける事になるのだが、コレ、独り言が多い人は問題になる可能性が高い。
不用意に独り言を言おうものなら、その度に「Speak to Chat」機能が働き、外音を取り込みはじめるので、ノイズキャンセリング機能がその度にOFFになる。
もちろん、独り言を言わなければ問題はないのだが、独り言が多いな、と思う人はこの機能は結構微妙かもしれない。
ただ、少なくとも外にいる時には独り言をぶつぶつ言う人はあまりいないだろうから、本機を外で使う人はこの機能はズバ抜けて便利かもしれない。
…もっとも、このフルサイズのノイズキャンセリングヘッドフォンを外で使用する人がどれだけいるのか? という問題はあるが。
何はともあれ、購入はしたので、あとは本機が手元に届いたら、またレビューしたいと思う。
手元には「WH-1000MX2」が既にあるので、コイツとの違いも検証したいところである。
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