FF14 暁月のフィナーレ、シナリオ的に半分ほどは進んだかと思ったが、レベルで見るとそうでもない。
ネタバレ満載
今日のネタはFF14 暁月のフィナーレのネタバレが満載となるので、まだ未プレイな人は読まない方が良いと思う。
いや、もう内容は各所で公開されていたりもするので、今更とは思うが、一応念の為に予防策として言っておく。
ファダニエルの望み
前回の記事でガレマルドまで来た、という話をしたが、実はこのガレマルド、シナリオ的には思ったより長期に渡る話ではなかった。
どちらかというと、サブクエストばかりが鏤められていて、ガレマルドという国が現在置かれている状況を知る上では有用な情報が多いのだが、メインクエストそのものは実に淡々としたものであった。
急激に物語が進むのは、いきなり主人公が敵に捕らわれてしまうというところ。
まさかブレインジャックの技が自分に向けられるとは予想もしなかったが、それによってシナリオに緩急を付けた、という事なのかもしれない。
ただ、この敵に捕らわれたという事で、物語は一気に進展する。
ガレマール帝国ラストエンペラーであるヴァリス帝の遺体に神降ろしをして、蛮神アニマを生み出したファダニエルは、実はアラグ帝国時代は魔術師アモンだったという事は、結構前からわかった話ではあったのだが、そこから想像すると、ファダニエルが世の滅亡を欲している理由は何となく想像が付く。アラグ皇帝のザンデが死はすべてにおいて無であると言っていた事に通じるわけで、アモンは全てを無に帰する事で、全てを終わらせようとしていたのだろう。だとしたら、この蛮神アニマに何をさせたかったのか? という素朴な疑問が生まれるわけだが、これは単純に光の戦士を倒しておきたかった、という事なのかもしれない。
だが、当然の如く蛮神アニマは光の戦士に倒される。アニマがもし神殺しと言われる光の戦士を倒したなら、アモン=ファダニエルからすると、その後の行いの成功率が跳ね上がっただろう。
結局、アモンはファダニエルとして転生した事で、ゾディアークという存在を知り、それを使って世界を無にする事を考えたのだろうと思う。ある意味、コレがFF14の世界の本当の意味での不幸なのではないかと思う。
ゼノスの望み
一方、ゼノスのやりたかった事が、今の時点でもハッキリしなかった。
というか、目的はわかっている。光の戦士と命の削り合いをしたい、あの興奮をもう一度味わいたい、というのが彼の願いであり望みだという事は、暁月のフィナーレの当初から自ら言っていた事である。
この希望を叶える事と、ファダニエルと共謀する事の意味が、全くわからなかった。
ファダニエルのやる事で、光の戦士が本気で攻めてくる事に、彼の望みを叶えるキーがあったとしたら、もっとファダニエルに寄り添った形で協力していたように思うが、見ているとそうでもない。
ファダニエルには勝手にしろ、という感じで接しているので、どうすれば光の戦士が最高潮の状態で自分と戦う事ができるのか、その答えを探しているのか、こちらを見計らっているかのように見える。
なので、ゼノスがやりたいことはわかっていても、どの状態が彼にとって最良な状態なのかが未だわからない。暁月のフィナーレの後半に、その意図はわかるのだろうか?
ゾディーアーク、登場
私は一つ見誤っていた。
ファダニエルがまさかこのタイミングでゾディーアークを復活させるとは全く予想していなかった。
まさかのアニマ討伐の直後に、嘆きの海という月面に飛ぶ事となり、もうこのタイミングで星海を渡るのか!と驚いたのだが、もっと驚いたのは嘆きの海に下りたって比較的早い段階でファダニエルとゼノスに出会ってしまったという事。
そうなれば戦闘になるのは当たり前であり、この戦闘は決着が付かず、その後に間を開けてラストバトル(もしくはその付近の戦闘)に持っていくのかと思っていたら、イキナリのゾディーアーク戦である。
あれ? 暁月のフィナーレのまだ半分くらいなんじゃないの? と思ったが、自分のレベルを見るとまだLv.84程度なので半分にも達していない。ゾディアーク討滅戦そのものは、Lv.83コンテンツになっているようだ。
そんな序盤からラスボスと戦うの? と思った時、ああ、コイツはラスボスじゃないんだな、という考えが浮かんだ。そして脳裏に浮かんだもう一つの思い…それが、ラスボスはひょっとしてハイデリンなのか?!という事だった。これに関しては私はまだ答えを知らないので何とも言えないが、ゾディーアークが噛ませ犬に見え始めた事だけは確かである。
そしてゾディーアーク討滅戦だが…コイツがノーマル難度なのにやたらと難しい。
ギミックを知らないとダメージがどんどん蓄積する。ヒーラーは確実にギミックを知っておかないとクリアは覚束ないだろうと思う。地面がぐるぐる回るという事そのものは良いとしても、問題はその事で喰らうダメージがでかすぎるのが問題。
この討滅戦をクリアすると、物語は一気に最終目的らしいものが見えてくる。
そう、アーモロートを襲った災厄が、今度は原初世界を襲うというのである。
ああ、なるほど、そういう事ですか。
と、ここでふと疑問を感じる。この世界を襲う災厄って、そもそも何なの? という事。
ゾディアークはこの災厄を押さえる為に生み出された蛮神だという事は、漆黒のヴィランズでも語られていた。だからゾディアークがいなくなればその封じた災厄が再び現れる、という事に繋がるらしい。つまり、今後はその災厄とどう向き合い、抗っていくか、という事がテーマになるようだ。
そのゾディアークを倒した後、ゼノスは戦闘に参加していなかったので当然生きているが、光の戦士を見て、自分に目が向いていないと去って行った。彼は今後どこに向かうというのか? どちらかというと、彼が望んでいるものを得る為に、これから彼は何をするのかがとても気になる。
月という存在
FF14において、月は2種類存在していた。
一つは赤い月。こちらは蛮神バハムートを封じたダラガブと呼ばれていた天体である。アラグ帝国時代に作られたもので、ある意味、人が作りし月である。
で、もう一つの白い月だが…どうもコレ、ハイデリンが作ったものらしい。目的はゾディーアークを封じる為のもの。
…どうも月は何かを封じるためのものらしい。
ただ、この白い月は単にゾディーアークの檻として作られただけのものではなく、人々を救う箱船としての目的も与えられている、と月の観測者に言われる(注:FF14内では「箱船」という表記はされていない)。
月の観測者と呼ばれる存在…こいつもハイデリンによって作られた存在だが、観測者はゾディアークの封印の観測をする為に作られた存在だが、別に箱船を運用、管理する存在もハイデリンによって作られたらしい。
ああ、なるほど。暁月のフィナーレという作品は、人々を新たなる新天地に運ぶ計画があるような話だったか。
で、その箱船を運用、管理する存在として登場したのが、うさぎなのかねずみなのかよく分からない存在である、レポリットという種族。
コイツらがハイデリンによって使命を与えられているのはわかるが、妙な勘違いをしているようで…というところで、今回のストーリーはここまでである。
結構進んだ感じがあるのだが、これでいてまだレベルはLv.85であり、シナリオ的にはLv.84程度のものらしい。
半分ほどまで来たか? と思ったが、実はまだ中盤にさしかかった最初なのかもしれない。
謎が解けていきつつも、新たな謎が生まれてきている。これはこれで面白いのだが、漆黒のヴィランズの良さと比較すると…現時点で私としては結構微妙かもしれない。