やっとFF14のパッチ6.0が完了した。
伏線回収も見事
ようやくFF14のパッチ6.0「暁月のフィナーレ」が完了した。
ロールクエストの全てのロールをクリアするまではメインストーリーを止めておこうと思ったのだが、パッチ6.1も公開され、次のストーリーが進んでいる今、全体の進行を止めておくのは得策ではない、と考えを一転させたからだ。
ロールクエストは終末の訪れに対して各地方の混乱を収めるストーリーになるので、メインストーリーが完結してしまうと、そこにストーリー的な誤差が生まれると思っていたのだが、そもそも私がそう思える事に対してFF14開発チームが何も対策をしていないとは考えにくく、それならば進めてしまって問題無いだろう、という打算もあった。
実際、ロールクエストは終末の残照という形で片付けられていたので、なるほど、その考え方があったか、と納得した。
この辺り、FF14をプレイしていないと判らない部分ではないかと想うが、要するにストーリー的な違和感は全て解消されている、という事である。
で、メインストーリーを進めたワケだが、宇宙に出てからのストーリーが意外なまでに長かったのが予想外。しかも絶望との戦いに際して、過去関わってきたいろんな話が伏線として回収されていく流れは流石というか何というか…。
こういう流れを見せられると、ますますFF14を他人に勧めたくなる。
終焉を謳うもの
実は、今から書く話の前にもう一段階踏むステップが存在する。それを今までBlogに書かなかったのは、私の予想がある程度当たっていたという事と、単純に新生から暁月までの伏線がイロイロ絡んでいて、私の表現力では説明ができないと考えたからである。
ただ、流石にラストを迎えるに当たって、FF14とはどのような話だったのかという終結点を書いた方がよいだろうと想ったので、途中すっ飛ばして書く事にした。なので詳しく知りたい人はもうFF14をやるしかない。
そして、場合によってネタバレになるので、初見でクリアしたい人はこの先はスルーが良いかもしれない。
私の予想通り、ヴェーネス=ハイデリンはオールドシャーレアンの地下ラヴィリンソスの最下層に存在した。…いや、存在したというか、そこで邂逅できるというだけの事かもしれない。そして予想通り、そのハイデリンに試練として人々の命運を左右できるかを試されることになる。
その試練をクリアする事で、ハイデリンは終末の発信をしている地点の情報をもたらす。これによって、移送船を月でなく終末の終結点へと向ける事ができるようになる。そう、地球を捨てるのではなく、地球を救うための選択である。
終末は絶望を受け入れたメーティオンが引き起こしていることは明白。あとはそのメーティオンがいる場所さえ特定できれば、移送船をそこに向けるだけである。この場所の特定とそこまで移送船を運ぶための運用は月の住人レポリットがいればどうにかなる…というのは、簡単に予想が付く。という事で、いよいよ終末の根源ウルティマトゥーレへと向かう事に。
正直、私はこの時点で、ウルティマトゥーレに行けばすぐにラスボスである終焉を謳うものとの戦いがあると思っていた。だが、ここで予想が大きくハズレる。というのは、このウルティマトゥーレもデュナミスの力で作られた場所ではあるものの、マップとして成立している場所だった。この場所で、かつてのFF14の伏線のいくつかが繋がるのである。
一つは幻龍ミドガルズオルムが母星を脱出したとされるその母星の話。そしてもう一つは、そのミドガルズオルムの母星を滅ぼしたとされる「オメガ」を製造した機械文明の話である。もう一つ、イーアという知性体が出てくる話もあるのだが、コレって伏線元があるのかがわからない。ただ、高度な知性体すぎて自らの肉体を捨て、魂だけの存在になって生き続けた結果、宇宙の真理を見て絶望したという種族である。
そうした絶望を超えた先に、メーティオンがいる。最後の終焉を謳うものとして。
想う心が力になる
デュナミスとは、想う心が力になる要素である。
そしてこのデュナミスは宇宙の多くに存在し、エーテルよりも広く広まった力だという。
メーティオンは、そんなデュナミスの力で絶望を力に変えている。こんなのと戦うの、無理じゃない?
いくらハイデリンと戦って、ハイデリンは主人公たちに戦える力がある、と認めたとしても、そもそもこの想いの強さは何を基準にしているのか?
ま、そんな力量の問題はさておき、ウルティマトゥーレを攻略していくウチに、暁のメンバーはアルフィノ、アリゼー、主人公のみになった。ラストは…まぁ、当然アルフィノもアリゼーもいなくなってしまうのだが、それは主人公が強制離脱させたから。この辺りの仕組みは実プレイで知ってもらいたい。
予想外な事があったとしたら、ラスボスと戦う際に神竜の力を取り込んだゼノスが現れた事。コイツ…私が思うにFF14最強のキャラではないかと思う。我々はこのウルティマトゥーレに至るまでにどれだけの苦労をしてきたかという感じなのに、ゼノスはかつての神竜の力を使って一気にここまで来やがった。
とりあえず、終焉を謳うものとの戦いの前に、とんでもないエメトセルクやヒュトロダウエスなどの古代人とのやり取りがあるのだが、おそらく暁月のフィナーレで一番アツイのはこのシーンだろう。
このシーンで、エメトセルクが好きになった人はとても多いと思う。
終焉を謳うものを倒すと、終末は収まる。この辺りの流れはどんなに言葉を尽くしても説明はできない。見るしかない。
それが終わると…今度はゼノスとの因縁の対決である。
コイツ…単純に自分がやりたいことをやっているだけの事なのだが、その執念足るや尋常じゃない。タダの悪人かと思いきや、自らが納得、満足できる事を求めているだけにも見えるし、とても厄介なヤツである。
ただ…システム的に話をすると、この戦闘は出来レースである。絶対にヤツには負けない。何故なら、想う心が力になるからである。
暁月のフィナーレ
こうして地球から遠く離れた場所で繰り広げられたこの世の終末との戦いは幕を閉じる。
世界に平和が戻り、ガレマール帝国すらない世界がやってきた。
新生から暁月までの心残りは、未だ踏み込む事のない土地がある、という事ぐらいである。
暁は解散し、エオルゼアの各国が今後世界の平和維持に向かっていく。暁のメンバーはそれぞれの今後を歩んでいくが、主人公は…。
という感じで暁月のフィナーレが完結した。
といっても、実はその後にいくつかのサブクエストが発生し、まだまだ未解決の問題があったりする。
それはそれとして、メインストーリーは新章へと今後は続いていく。
それがパッチ6.1。
FF14の世界地図にはまだ未踏の地があるので、おそらくそこに向かう話になるのではないかと思う。それに、他にも鏡像世界がまだ6つも残っている。エメトセルクにも見ておけと言われたのだ。
ただ…ここまでに8年経過している。他のシナリオを全て埋めるには30年くらいかけてもまだ終わらないかもしれない。そこまで続けるのか?(爆)