MMORPGというオンラインゲームは、参加できる人数はサーバ能力に依存する。
販売停止
FF14 暁月のフィナーレのアーリーアクセスが開始したのは12月3日で、正式に暁月のフィナーレが発売されたのは12月7日になる。
アーリーアクセスの時からもそうだったが、いつもなら何ら問題なくログインできていたゲームが、極端にログイン待ちになる状態となり、酷い時には数時間待ってもログインできない、なんて時がある程になった。
この事態を根本的に解決するには、サーバの増強が考えられるが、ある意味一時的なものとも言える状況でもあるので、サーバの増強ではない形だ対策が採られた。
現時点では、運営サイドはログイン待ちの措置として14日間の無料プレイ権を付与するとしている。これによって受けたユーザーの損失を埋めようという事である。
また、ログインし続けている人が実際にはプレイしていない状態で、一定の動作を自動化してログアウト判定を回避する事が横行している事に対してのプログラム的な対応なども実施している。
混雑への対応について(12月16日時点)
https://j.mp/32bckHm
この中でも説明されているが、今回の発表で一番驚きなのは、パッケージ版の出荷停止とダウンロード版の販売一時停止措置である。
要するに、ソフトの販売を止めて新たにログインするユーザーを制限しようという対策である。
オンラインゲームでなければ、パッケージは売れれば売れただけ良い話なのだが、オンラインゲームは受け皿としてサーバが必要であり、そのサーバが受けきれないほどのユーザー数になった事で、販売を停止するという措置にまで発展してしまった。
あくまでも新規ユーザーの拡大を防ぐという意味なので、既存アカウントを持っている人が、拡張パッケージの登録をしたり、アップグレードを行う事は可能となっているのだが、新規ユーザーを増やす事が今日のゲームメーカーの命題でもある中、FF14は混雑回避の為に新規ユーザー増加を止めるという方法を採ってきた。
ある意味英断とも言える措置だが、もったいない話でもある。
だが、この措置に至ったのにはもう一つ理由がある。
追加データセンターができない
新規ユーザーを止めるに至った最大の理由は、データセンターが追加できない状況にある為である。
前述の対応にも記載はされているのだが、FF14は海外での評判もよく、海外のデータセンターの増強が急がれていた。
ところが新型コロナウィルス問題で、データセンターを構築するサーバが揃わず、データセンターの追加がずっと延期されている状況が続いている。
実際、日本のデータセンターでも日本語会話ではない、英語会話のユーザーと時々コンテンツファインダーで出会う事があるのだが、海外ユーザーが海外のデータセンターでプレイする状況が厳しい事から、あえて日本サーバでプレイしているケースがかなりあると考えられる。
データセンターを超えると、キャラクターの移動などはできないのだが、それでもプレイしたい、と考えているのだろう。
よって、海外のデータセンターが稼働を始めれば、多少は日本サーバの運用状況も変わってくるとかんがえられる。
今やワールドワイドとなったFF14だが、これでもまだFF14が面白くない、という人たちがいる事実は、私としては何でかなぁ、と思う事がある。
ま、感じ方は人それぞれなので、面白くないと考える人にも理由はあるのだろうが。
暁月のフィナーレ
実は私はまだ暁月のフィナーレのシナリオには入っていない。
未だ、漆黒のヴィランズまでの世界で、レベル上げや蛮族クエストを行っているに留まっている。
理由は焦る必要がない、と考えているという事と、全ジョブの足並みを揃えたいと考えているからである。ただ、全ジョブという事になるとギャザラーやクラフターも入ってくるので、今の段階ではどこまでレベル上げを続けるかは未定である。
また、苦手な戦闘ジョブに関しても、レベル上げがツライところもあって、伸び悩んでいる。そこにきてログインができない状況が続いているので、中々前に進めない状況が続いている。
年末から、暁月のフィナーレへと入っていきたいところではあるのだが、これらの準備でひょっとしたらまだ入らずにいるかもしれない。
メインストーリー最後の拡張パッケージなので、ゆっくりじっくりプレイすれば良いかな?
とりあえず、私も最近はすぐにログインできる状況ではない。
一度ログインすると、数十分は待つ事になる。
来年になれば海外のデータセンターのロードマップが見えてくるという事なので、今は粛々と進められる対応を信じて待つ事にしよう。