今週末に母親が退院してくるが、未だ準備は終わっていない。
届かぬ介護保険証
4月に母親は介護保険証を一度貰っている。
その時は「要介護1」の区分で市役所の担当者が調査にきて、その結果からこの区分になった。そしてその判定が出た段階で、介護保険証も自宅に届いたのだが、その1ヶ月後、状況は一変、母親の必要な介護状況はより深刻になり、区分変更を申請した。
その区分変更の為の調査は先月終わっているのだが、実は未だ区分変更された後の介護保険証が手元に届いていない。
しかし、それでも母親の退院は近づくわけで、自宅に戻ってくる受入準備をしなければならない。つまり見切り発進で準備を進め、後から介護保険証が届いた時に、遡って適用する…そういう事のようである。
正直、私の性分には合わない処理のされ方であるが、行政から保険証が届かない以上、受け入れるしかない。
というわけで、ケアマネージャーと相談しながら、自宅に戻ってくる母親の介護プランを組立てている。
毎日ヘルパーさんに来てもらい、ケアをお願いするだけでなく、週に2回、デイサービスを頼み、入浴などをお願いする事になる。
問題は食事で、これはヘルパーさんにある程度補助してもらう事ができるようなので、今後どのように準備するかなどを相談する事になる。
最悪、仕出しのような形で食事を準備する事も考えねばならないかもしれない。
とりあえずはしばらく、母親が自宅に戻ってきてから試行錯誤の生活が続くことになるだろう。
その結果、一月あたりに必要な金額が見えてくるはずで、そこで収支バランスが悪いようなら、どのようにして生活を変えるかを考えていくことになる。
消耗品も増える
ただ、このように介護保険で対応できる事はまだやりようがあるが、そうでないものも存在する。
アメニティ周りの消耗品などは、結局ドラッグストアで購入してくるしかなく、それらは保険適用のない買い物になる。
これらは継続してずっと消耗し続けるものなので、これらが最終的にどれぐらいの金銭的負荷になるかは未だ以て未知数である。
このような未知数なものがどれだけ出てくるかも分からない状況なので、最終的に1ヶ月に必要な金額も未知数である。
これが介護というものか、と最近になって思うようになった。
おそらく、実際に母親が退院してきて、自宅で介護をはじめれば、もっと様相が変わってくるだろうと思う。
とりあえず…生活が破綻しなければよいがと思っているが、まずはやってみる、というところからはじめるしかない。
介護ベッド
母親が自宅に戻ってきた時に使用するであろう製品は、徐々にではあるが揃えつつある。
だが、レンタルになる介護ベッドは明日、業者が設置しにくる。
この介護ベッドと車椅子が自宅に揃ってこないと、正直落ち着かない。
部屋の片付けを何とか搬入までに終わらせたは終わらせたが、その大きさや動線は実際に介護ベッドを置いてみないとわからない。
ある程度の大きさをシミュレートして部屋内の配置を予想、レイアウトをいろいろ検討している。
この結果、居間の半分くらいをベッドが占拠する状態になってしまったが、これも致し方のない問題かもしれない。何しろ、今まで自宅で電動で動くベッドなど入れた事がないからだ。
とりあえず、頭の中で色々シミュレートし、準備は万端…と思いたい。
いよいよ明日はそのシミュレートが本番になる。
問題が出なければ良いのだが…。