初めてやってみたが、案外できるものだ。
ついに壊れる
2018年10月、私は長く使えるものとして、自動巻きの腕時計を入手した。
当Blogでもその事を記事にしたが、この時、私はApple Watchと自動巻き腕時計とで迷っていた。結果、最終的に自動巻きの腕時計を購入したのだが、これは流行り廃りを嫌った結果である。
購入したのはSEIKOのPRESAGE「SARX019」で、自動巻きといっても価格は安い時計である。
この時計、デザインが好きで好んでこの時計を選んだのだが、付属していた革のベルトをそのまま使っていたのだが、4年ほど使った結果、革がボロボロになり、割れはじめる部分が出始めた。
このまま使っていると、ベルトが切れる可能性があるので、ベルトの交換を考えた。
時計店に持っていき、ベルトを交換しようとすると、部品代も含めて1万円くらいはする場合もある。もちろんそれは選ぶベルトにもよるが、PRESAGEのオリジナルのベルトと交換したなら、ベルトだけでも1万5,000円、交換費用を加えれば2万円弱といった金額になるだろう。
流石にそれはコストかけ過ぎだと思ったので、ネット通販でベルトを購入し、自分で交換する事にした。
交換ベルトは1,980円
Amazon.co.jpで時計のベルトを検索すると、結構いろいろなベルトが見つかることになる。
時計本体との取付口の幅でサイズがほぼ決まる。
PRESAGEは幅が20mmなので、20mmのベルトを物色する。
PRESAGEのベルトは黒のワニ革だったので、今度はブラウンの革ベルトを選ぶ。DバックルはPRESAGEのベルトに付いているものをそのまま移植すればいいだろう。というか、Dバックルが不要ならこの際使わないという手もある。
というわけで、選んだのはCalme(カルム)というブランドの格安ベルト。
時計本体との取付シャフトがクイックリリース式のものになっていて、ベルト交換のバネ棒外しが付属して1,980円という安さである。
ま、正直質感とか不安な部分もあるにはあるが、とりあえずベルトが新しくなるだけでもリフレッシュできるのでヨシとしよう、という事でこちらを購入した。
モノが届いたので、今日、早速交換作業を開始する。
ベルトと説明書、交換のシャフトとバネ棒外しが一緒になったセットである。
やったことがない私だが、さて上手くいくだろうか?
いざ交換
と言うことで、到着した新しいベルトと交換するべく、今付いているベルトの取り外しから作業を開始する。
PRESAGEは時計のベルトの内側のバネ棒を縮めるタイプなので、バネ棒外しを使ってベルトの内側からバネ棒を縮め、古くなったベルトを取り外す。慣れない手つきで革ベルトの内側にバネ棒外しを入れて、バネ棒を縮めて取り外す。バネ棒外しのY字側を使ってバネ棒を縮めるが、なかなか上手くいかない。付属のバネ棒のY字部分の厚みが厚すぎて上手くバネ棒が縮まってくれない。
なんとかバネ棒を縮める事ができたら、古いベルトは簡単に外れる。
次に今までのベルトについていたDバックルを外す。こちらも同じようにバネ棒をバネ棒外しで縮めて取り外す。やり方は基本的に同じ。
次に取り外したDバックルを今回取り付けるベルトの金具と入れ替える。Dバックル側はクィックリリースのような機構がないので、取付が結構面倒くさい。
それが終わったら、新品の先程Dバックルを付けたベルトともう片方のベルトを時計本体に取り付けて完了である。
新品のベルトはクィックリリースなので、取付はものすごく簡単。今後、ベルトを交換する時はクィックリリースで取り外せるので、交換は簡単になるだろう。
最近はスマートウォッチが便利で、普通の時計を使う人よりもそちらの方が多いかもしれないが、昔ながらの時計は流行り廃りにあまり影響を受けないという利点があり、また純粋に時間を確認する、という事に関してはわかりやすいデバイスである。
また、自動巻きである事で、電力を必要としないという事は、災害時などでも重宝する。
数年使ってみて、改めていろんな利点を感じる。
またベルトがダメになったら、自分で交換しようと思う。
※こちらは私の購入したPRESAGEの後継機。 |