使う前に新型が発売されていた(爆)
Ryzen 7000シリーズの困った仕様
当Blogでも以前に記事にしたが、AMDの新ソケットAM5に搭載するRyzen 7000シリーズだが、コイツのヒートスプレッダは複雑な形状をしている。
Intel CPUなどのヒートスプレッダは、側面含めて完全に密封されているものなのだが、なぜかRyzen 7000シリーズのヒートスプレッダは、その切り欠き部分などに関して側面がCPU内部と繋がっている形状をしているため、グリスを多めに付けたりするとそのグリスがCPU内部に入り込んでしまう可能性がある。
そこでそのグリスの侵入を防ぐためのアイテムが作られ、PCER24というYouTubeチャンネルにて紹介された。
基本的に販売はAmazon.co.jpで行われている為、Amazon.co.jpからそのアイテムを購入したのだが、このグリスガードブロックには一つ欠点があった。それがAM5用マザーボードのCPU取付金具のメーカーによって、グリスガードブロックの高さがヒートスプレッダよりも上に来てしまうため、ヒートスプレッダとCPUクーラーを密着させられない、という問題だった。
具体的には、LOTES製のCPU取付金具だと問題がなく、Foxconn製だとこの問題が出る、という事のようだ。
私はこの製品を購入する前に、この問題がある事を知っていたが、念の為使える化も知れないから、という理由で購入に踏み切った。
で、年末年始の休みに入ったら、地道に組み上げて使える様だったら使ってみようと思っていたのだが、ふとこの製品関係の情報をネットで確認していたら、新型が登場した事実を知った。
PCER24 YouTubeチャンネル
https://bit.ly/3GnqLde
…使う前に新型の登場かよ(爆)
価格も据え置きだし、以前のバージョンのものは生産停止、在庫のみの扱いで、今後はこの新型のみが流通する、という事らしい。
ま、妥当な判断だが、事前に買っていた私としては何とも微妙な話である。
個体差を考慮した作り
今回の新型は、その側面の厚みがアーチ形状となる事から「グリスガードブロックアーク」という名になるという。
具体的には、純正金具の中心部にいくほど厚みが薄くなっていて、端から0.8mm、1/3のところで0.6mm、中心部で0.5mmと厚みを変えているという。
これによって、CPUを抑える圧力によってたわみが出来ていたとしても、そのたわみにあわせてフィット、グリスをガードしつつ形状に合わせてくるようになったようだ。
ただ、もしマザーボードのCPU取付金具がLOTES製だった場合は、ほぼ従来品が使えるハズなので、おそらく従来品の方がガードする能力は高いと考えられる。
もっとも、その差は微々たるものだろうとは思うが。
じっくり組立てるつもりだが…
で、問題は私がいつ自作PCを組立てるか、という事だが、残念な事に私は今年、12月29日までは仕事になる。
まぁ、29日は仕事といっても大掃除になるだろうとは思うが、29日までは平日に自由な時間を採れないので、組立作業そのものは早くても29日の深夜からであり、普通に考えれば30日の日中から、という事になる。
大晦日に家中を掃除してあるくのはイヤなので、30日も自宅の掃除やメンテナンス、買い物をする事を考えると、結局は組立そのものは大晦日になるだろう。
そしてOSのセットアップなんかは、もう新年が明けてからになるのではないかと思われる。
…母の介護をしながら纏まった時間を採る事が如何に難しいかを改めて実感する。
何はともあれ、旧型のグリスガードブロックが無事利用できる事を祈りながら、年末に向けてPCを組み立てて行きたい。
というか、マザーボードを確認してCPU取付金具のメーカーをハッキリさせてしまえば良いだけの話なのだが、まだ箱から出してすらないのよ…。