年末が近づき、そろそろいろいろなセールが始まっている中で考える。
どちらが自分に向いているのか?
メインPCの更新に際して、今年の年末から年始にかけて、いよいよパーツ購入を検討しようかと考えている。
車の買い換えという莫大な予算がかかるものをスキップした事で、メインPC入れ替えが現実的になってきた事がその理由で、今正にどのような内容で計画するかという事を考えている。
当Blogで今まで検討した中で考えると、今回はAMD CPUを選ぶのが妥当ではないかという結論に至っている。その理由はやはりコストで、現在AMD CPUは絶賛セール中と言える状況で、価格があまり落ちてこないIntel製とは真逆の位置にある。これはZen3にしても、Zen4にしても同様に値引きが行われている状況で、絶対価格に違いがあるという差があるのみである。
結局、AMD CPUもZen4にアーキテクチャに変更したものの、IntelのRaptor Lakeでシングルタスクで再びIntelが一歩リードしてしまった事で、ゲーミング性能でIntelが優位になってしまった事が影響していると言える。結果的にAMDとしては決め手に欠けてしまったのが、価格を下げなければならない理由になったのではないかと思う。
なので、AMD CPUで考える事さえ期待ってしまえば、あとは型落ちとなったZen3か現行のZen4のどちらにすべきか? というところで悩む事になる。
新しいほうが良いという事は間違いは無いのだが、そこにはかならずコストがついて回る。
人によっては、今のZen3はコストパフォーマンスがとても良いとして最良としている人もいるし、他の人でZen4の価格か今下がっているので、新しいアーキテクチャに乗り換えるチャンスだとする人もいる。
どちらの言葉も真実なので、自分がどこに落とし所を持つかで答えが変わる。
差額を許容できるか?
ザックリとした話だが、今現在Ryzen7 5700Xは30,800円というプライスで販売されている。対してRyzen7 7700Xは58,800円なので、28,000円差になる。
次にマザーボードだが、AM4用マザーボードで大凡目星を付けているものが25,000円ほどの価格に対し、AM5用マザーボードは50,000円程度である。差額は25,000円。
そしてメモリとしてDDR4のオーバークロックメモリは25,000円程度から20,000円程度である。対してDDR5のオーバークロックメモリ、特にDDR5-6000で動作するメモリは35,000円程度から50,000円程度と幅広い。
つまり、最大差額78,000円をどう考えるかで、型落ちのRyzen 5000シリーズにするか、現行の7000シリーズにするかが決まってくる。
CPU、メモリ、マザーボードの3つで78,000円の差額になるというのは、おそらく今まであまりないぐらいの差ではないかと思うが、これが今の時代だという事である。
この差額を許容できるならZen4アーキテクチャへと進んだ方が良いし、この差額を節約して安い方がよい、となればZen3アーキテクチャで凌ぐ事になる。
パフォーマンス
価格としては前述した通りだが、ではパフォーマンスではどうか?
これもザックリと考えると、CPUの演算だけでいけば同クロックなら13%差になる。
これはAMDも実際にコメントしていたが、IPCで最大13%、シングルコア性能で最大29%の性能向上を果たしているという。さらにマルチコア性能では最大45%の性能向上だともしているので、もしこれが全てに於いて正しいとすると、前述の価格差はかなり曖昧な差に感じられるかも知れない。
だが、これも考え方だが、この78,000円の価格差をGPUに回して、GPUをランクアップさせた方がトータルで性能が上がるという事も考えられる。
特にRyzen7 5700Xはその扱いやすさも評判が良い。TDP 65Wはリテールクーラーでも冷やす事ができるレベルである。
ちっょと高級なCPUクーラーを付けるだけでも劇的な発熱対策になるわけで、この部分でもZen3はZen4より扱いやすく簡単だ。
これらの総合的な落とし所を見つけて、どちらかを選ぶ事にになる。
正直、今こうやって自分に言い聞かせながら書いていても、まだ結論がでない。
それほどまでに迷ってしまう話である。
さてどうしたものかな。