入れ替えたアンプのグレードアップを考える。
FX-502J PRO
当Blogでも以前書いたが、今のモニタであるDell「AW3821DW」にモニタを変更した際、旧来より使っていた雑誌付録のLXA-OT3というアンプが壊れ、結果FX-AUDIOのFX-502J PROを導入した。
この「FX-502J PRO」は、2箇所だけオペアンプが取り外し可能になっているのだが、このオペアンプを交換する事で「FX-502J PRO」はアンプとしてグレードアップが可能になっている。
もちろん、こういう入れ替え作業をする事でメーカーの保証がなくなるのだが、アンプはこのオペアンプを交換する事で製品そのものが様変わりするので、場合によっては製品グレードを一気に変える事ができる。
お手軽なアップグレード…とは言いにくいが、オペアンプを手に入れたら差し替えるだけでもあるので、違いを出したいときは活用したい方法である。
オペアンプ
秋月電子通商などで、オペアンプは購入する事ができる。
本来、こうした電子パーツは、10個単位、50個単位、100個単位と、数がとんでもなく多い状態で取引される事が多いのだが、秋月電子通商は、一般向けにも販売対応しているので、1個単位で購入する事ができる。
オペアンプとして有名なものは一通り秋月電子通商で購入する事はできるが、有名どころとしては、日清紡(旧新日本無線)、Texas Instruments(旧Burr-Brown)といった高級オペアンプメーカーだと思うが、そうしたメーカーのオペアンプを安心して購入したいときは秋月電子通商は使い勝手がいい。
というのは、オペアンプのニセモノというのがとてもよく出回っていて、ヤフオクやメルカリでニセモノが横行している。
日清紡の高級オペアンプのMUSES 01や02、03あたり(特に03)はかなりニセモノが出回っているという話を聞くし、TIのOPA627シリーズなどもとても多い。
あとオペアンプは回路数によってそのまま取り付けられるものもあれば、2回路化する必要があったりもして、この辺りの知識もある程度は必要になる。
個人的に気になっている日清紡のMUSES 05は、1回路のハイエンドオペアンプだが、こいつを使おうと考えたら、変換基板などを使って使える様にするだけでなく、その際に2回路化する必要がある。
ハードの知識も必要になってくるので、趣味としてはレベルはちょっと高くなるが、高級化していこうと思うと必要な事である。
手軽に
というわけで、もし私がFX-AUDIOのFX-502J PROのオペアンプを交換してグレードアップしていこうと手軽に考えたなら、日清紡のMUSES 01もしくはMUSES 02あたりでオペアンプ交換というのが良いかもしれない。
MUSES 03は1回路なので、2回路化する必要があるし、MUSES 05はそもそも変換基板で変換されたものが出回っていない(秋月電子通商などが業者で加工したものがあれば良いが…)ので、今の段階で手軽にとなればMUSES 01か02といったところだろうか。
明らかに音の広がりが変わるので、オペアンプを交換できるアンプを使用している人は、やってみる価値はあるだろう。
また、リケーブルも改善の一つである。スピーカーコードをしっかりした芯材のものにするとノイズ耐性があがる事で音質改善する事もある。
また場合によってはスピーカーそのものを交換するというのも方法だろう。
ただ、私の場合、実はもうリケーブルとスピーカーは交換して今の体制になっているので、交換するとなればやはりオペアンプと言うことになるだろうか。
FX-AUDIOのFX-502J PROのオペアンプ交換は、私もハッキリとは見ていないが、交換の時に2つのオペアンプの向きが逆になるという記述がネットにあった。
なので実際に交換となると、その向きには十分気をつける必要がある。
こういった所も知識がないとマズイ部分なので、やはりオペアンプ交換はちょっとレベルの高いアップグレードなのかもしれない。
気をつけねば…。