モニタの入れ替えに伴い、全ての接続を見直した。
HDMIセレクターの排除
モニタをDellのAW3821DWに変更するにあたり、今までの映像、音声まわりの機材を全て見直す事にした。
今まではモニタにDellのU3415Wを置き、DisplayPortでPCと接続、HDMIはセレクターで出力を2系統に分け、1つをU3415Wへ、もう1つをキャプチャユニットに接続し、HDMIセレクターの入力にPS4とSwitchを接続する事で、U3415WにPS4とSwitchの映像を直接表示させるのと、キャプチャユニットに映像入力を行うのを同時に行えるようにしていた。
だが、ここ最近配信という事を全くしないようになったので、もうキャプチャユニットを外しても良いだろう、という判断を下した。配信する時はPCゲームを配信すればよいので、あえて外部入力に拘る必要がない、と考えたわけである。
というわけで、PS4もSwitchも映像出力を直接AW3821DWに行えばよい事になったため、HDMIセレクターの意味がなくなってしまった。
不要なら外してしまえ、という事で、今回の機材入れ替えでHDMIセレクターを排除、全てをAW3821DWで切替える事にした。ただ、この事で一つ問題がでたのも事実。それが音周りで、今まではHDMIセレクターの音声出力からYAMAHA AG06のライン入力へ入れて、AG06からスピーカーやヘッドフォンに出力する、という方法を採っていた。HDMIセレクターを排除した事でそれができなくなったので、さてどうするか? と考えた所、HDMIでAW3821DWに入力をしているのだから、AW3821DWのライン出力からAG06のライン入力に入れてやれば同じ事ができると考え、音声の流れも一斉に切替える事にした。
アンプの入れ替え
で、そこで先日のアンプ故障の問題から、新たにFX-AUDIO-のFX-502J PROを購入、AG06の出力からFX-502J PROに音声を入力し、そこからウッドコーンスピーカーで音を鳴らす事にした。
正直、今までのLXA-OT3という雑誌付録アンプがあまりにもよい出来だったので、入れ替えた途端に音に問題が出るかも知れない、という不安はあったものの、FX-502J PROの音も悪い音ではない事がいくつかのテストで判明、上手くトーンコントロールを使いながら、良い音を模索する事ができる環境を作り上げた。
と言うわけで、音周りはAG06を中心にPS4の音もSwitchの音もAW3821DW経由でAG06に入れ、PCの音はUSB入力でAG06に入り、それらにMIXする形でマイクの音声も入り、今までとほほ同じ環境を再現する事が完了した。
正直、外部入力をキャプチャしなくなる事で、今までの再生環境はもっと複雑にしないとダメかな、と思っていたが、要するにPS4とSwitchの映像をキャプチャしなくなるという事は、それらの音も単に鳴らすだけの話になる事から、結構単純かでき、セレクター機能をAW3821DWが担ってくれたおかげで、簡略化させる事が出来た。
結果的にとても良い構成になったのではないかと思う。
FX-502J PRO
今回、アンプを先日の当Blogの記事にも書いたようにFX-502J PROへと切替えたが、コイツが思った以上に自分好みの設定に変えられる良品だと感じた。
基本的なアンプの性能は、まぁ順当な中華アンプなので、そんなに悪くない。もし問題があるとするなら、耐久力であり、その製品品質になるが、FX-AUDIO-製のアンプの場合は一応国内メーカーが設計、出荷しているので、この辺りで失敗するケースはそう多くはないと言える(とは言っても用心は必要である)。
最初、音を出したとき、ウッドコーンから随分とスカスカな音が出たので、ちょっと焦ったのだが、それは単にトーンコントロールのノブが全て一番下限にセットされていた為で、それを規定値まで上げた事でLXA-OT3と遜色のない音が出てきた。
スピーカーがウッドコーンという事もあって、ちょっとBaseのトーンを強くすることで、もっと臨場感のある音になると思ったので、Baseを少しだけ強めに出る様にすると、今までの音より格段に深みのある音がでるようになった。
ただ、極端にBaseを強くはしていない。あまりにも強くしすぎると、今度は高音の伸びが犠牲になるので、そのあたりは音を聴きながら調整である。
接続するスピーカーの特性によってもこのあたりは変わってくるので、たまたま私のウッドコーンだとBaseを少し強めに、逆にTrebleを少し弱くする事で、バランスの良い音に変化した。
このような調整が可能なアンプが7,000円程度で買えてしまうところに、中華系アンプの恐ろしさがある。場合によっては、数万円のアンプと聞き比べても大きな差を感じる事がないレベルの音を出している可能性もある。恐るべし、中華系アンプ。
ちなみに、今回音が少しでもよくなるように、という事で、スピーカーケーブルも新調した。
JVC製の無酸素銅を使用した3mスピーカーケーブルである。無酸素銅は電気伝導率が非常に高いので、スピーカーケーブルなどでは定番の素材だが、もっと高級なケーブルもあってそちらを購入しようとすると、3mで数万円とかの例もある。今回私が購入した製品は、3mの2本セットで1,980円とリーズナブルなものである。いや、実際にはもっと安いのもあるのだが、末端処理などを好みのものにする為に1,980円のものにした。
とりあえず、今回の機材入れ替えの大凡はこれで完了である。
あとは取り外したHDMIケーブルの処遇や、入れ替える事になった2~8kgの耐荷重性能をもつモニターアームの処遇、取り外したHDMIセレクター、USBキャプチャユニット、などの処遇をどうするか、だけである。
使えるものは残しておくが、不要なものは処分、もしくはオークション行きである。
特に2~8kgの耐荷重性能をもつモニターアームは、3日しか使っていないものなので、ほぼ新品同様のものである。定価が15,980円なので、幾らぐらいでオークションに出そうか…思案中である。
PC周りがグッと整理され、環境として広く使えるようになったのは喜ばしいが、モニタの総解像度は減ってしまった。今はその違和感をどう吸収するか、というところで試行錯誤しているが、これも一時の話で、すぐになれるだろう。
あとは…GPUをどのタイミングでNVIDIA製に戻すか、だが…その決断に至れるのは、RDNA系でFluid Motionが使えなくなったから、という理由が大きいというのも、なんだか寂しい話である。