新型コロナが5類への移行と決まったのでその前に。
5類移行前にケリをつけたい
本日、新型コロナワクチン4回目の接種に行ってきた。
本来なら去年の11月中頃からは接種できたのだが、母親の接種時期をどうするか等いろいろ検討していた事もあって、結局今まで先延ばしにしてしまった。
しかも母親はそのまま現在3回目を接種せずに入院してしまい、未だ2回しか接種していない状況。
そこに政府が5月8日に新型コロナの分類を5類にする、という話が出たので、自分だけ4回目を接種する事に決めたわけである。
別に5月8日から5類に変わったからといって、すぐさまワクチン料金が国費から民間に切り替わるわけではないとの事だが、現在のワクチン接種頻度などを調べると、私の住んでいる地区ではそう多くないという事から、早めに接種する事にした。
自分一人だと接種予約も実に簡単で、住んでいる地域ではLINEで予約ができるので、さっさとやってしまった。これが母親も一緒に…となると、確実に一緒に接種する為に、電話で予約するしかなくなるのが難しい所だった。
ま、次の母親の時も母一人なので、LINEでサッと予約すれば良いだろう。
で、その予約から本日が接種日だったので、サクッと接種してきた。
予定より4ヶ月遅れ
4ヶ月近く遅れての4回目接種なので、体内の抗体も随分と少なくなっているのではないかと思う。
そもそも、長期に渡って抗体が体内に残る…というようなものではないようで、接種後半年ほどで抗体価は約10%にまで低下するらしい。
ただ、体内のウィルスへの抵抗は、この抗体だけがたより、という事はなく、実際には抗体に加えて細胞性免疫応答という、リンパ球の一種であるT細胞が、免疫細胞の活性を高めたり、感染ウィルスの増殖を助けている細胞を取り除いたりする作用もあったりするので、抗体だけで全てが決まる、というわけではない。
だが、抗体量が多いことに越したことはないので、市中に新型コロナがまだ広がりを見せている段階であるなら、抗体量を確保する事は、重症化を防ぐ手法として間違っている行為ではないと思う。
私の場合、基礎疾患持ちなので、この辺りを疎かにすると、何が命取りになるかわからないところもあるので、本来なら4ヶ月遅れとかダメな話になるのだが…。
母親も高齢なので、この辺りはもっと真剣に考えないとダメだな。
反ワクチン派
この新型コロナワクチンに関しては、常に反対派という存在がある。
よく分かっていないワクチンを接種するという事に抵抗がある、という事を発端にしている論争だが、昨年末ぐらいのそうした論争状況をSNS等で見ていたとき思ったのは、その情報発信はマイノリティをマジョリティのように言い換えているようなものから、自分の意見をただ発言しているようなもの、或いは極小の可能性から発生した事例を、誰でも起きる事として過大発言しているもの、など、とても議論しているとは言い難い内容のものがとても多かったように思う。
同じテーブルの上で議論するには、確固たるデータとそれに伴う類推、考察が必要で、しかもその場合においても、反対意見の意味をちゃんと理解している必要がある。
最近、SNSという個人がとても簡単に情報発信でき、しかも拡散しやすいツールがある事で、この辺りの情報に大きな錯綜が生まれるようになった。
私が書き続けているBlogだってその中の一つといえるが、Blogはまだ能動的でないと効果が薄いが、SNSは受動的でも情報が届く場合が多々あり、拡散性に優れているので、マイノリティがマジョリティのように見えるケースが多いのが問題である。
私自身、新型コロナワクチンの安全性については、多少ヤバイだろうなと思う事もないわけではない。何しろ、医療の場合はベネフィットとリスクのバランスでベネフィットが優位となった時に認可されるというのが常で、リスクを理解しマネジメントした上で認可される。だから危険性がないなんて事はない。
日本は、このリスクの考え方が過剰だとも言われる事があり、副作用ありきで使うという思想になかなかならないところがある。
完全に安全であると判るまでは認可されない…では、時すでに遅し、なんて事もあるわけで、この辺りの真実よりも、自分の周りに見える事を過大評価して情報だけが拡散されるという事が多いというのが、とても大きな問題ではないかと思う。
とりあえず、副反応は出るかもしれないが、コロナで重症化する事のリスクの方が問題と考えての4回目である。
副反応、今の時点で多少熱がありそうな感じでイヤな予感しかしないのだが…。