今使っているルーターが不安定だという事は判っているのだが…。
同系製品の新型登場
Buffaloから、Wi-Fi 6E対応ルーターのフラッグシップモデルが5月上旬から登場するという発表があった。
BuffaloのWi-Fiルーターのフラッグシップといえば、WXR-5950AX12から続く一連のシリーズになるが、WXR-5950AX12は私も使用している製品で、過去にいろいろトラブルがあった事を当Blogでも紹介している。
旧に通信途絶するトラブルで、しかも回線接続の復帰がとても遅いというのが問題だったのだが、回線種をOCNバーチャルコネクトからV6プラスへと変更した事で、問題はかなり改善されたといえる。
だが、それでもWXR-5950AX12特有の通信途絶問題が解決したわけではないので、以前より頻発はしなくなったものの、問題が再発する事に違いはない。
この問題は、どうにも製品特有の問題らしい事が情報としてもたらされているので、私もどこかでルーターを買い替える必要があるなと思っている。
もたらされた情報から、買い替えるならこの製品が良いだろうとされたのが、QNAPの「QHORA-301W」で、10Gbpsポートを2つ持ちながらも安定して使える製品としては、有力視される製品である。
ただ…業務用っぽいところがあり、設定が結構難しいルーターのようで、そうなると日本メーカーの製品の方が扱いやすい、という事になる。
NECからは「Aterm WX11000T12」という製品があり、これも候補になるかな、と思っていたのだが、ここに来てBuffaloの新製品である。
果たしてこの製品は、安定したルーターになり得るのだろうか?
WXR-11000XE12
製品としての見た目は、このシリーズはほぼ全て同じである。
巨大な筐体に4本のブレードアンテナを持つもので、そのアンテナは1本につき複数のアンテナ線を内蔵していて、本製品では3つの帯域で4ストリームの通信が可能になっている。
通信は6GHz帯と5GHz帯でそれぞれ4,803Mbps、2.4GHz帯で1,147Mbpsの最大速度がある。
おそらくWi-Fiの通信速度としては、業界でもトップクラスになる。
最大の特徴はLANポートのウチ1基とWANポートが10G Ethernetになっている事で、10Gbpsの回線を使用したときでもその速度を最大限活用できるところにある。
Wi-FiもEasyMeshに対応しているので、連携する機器同士でより強固なWi-Fi通信が構築できるし、本製品はさらに6GHz帯をバックホールとしても使用できる。
ハード的な機能だけ見ていれば、とても魅力的な製品なのだが、問題はその安定性である。
こればっかりはスペックからは見て判らないし、使ってみないとわからない。
使われているSoCが従来品と同じであれば、問題を引き続け内包している可能性はあるし、全く新しいSoCなら解決している可能性もある。ただ、それもあくまでも可能性に過ぎない。
Wi-Fi 7
正直、Wi-Fi 6E対応のルーターは本当に「買い」なのかはかなり微妙だと言える。
というのは、もう次のWi-Fi 7が見えてきているからだ。
もちろん、対応製品がなければその規格での通信はできないのだが、ルーターがまず対応していなければそもそも成立しない話なので、ルーターが先行して新規格に対応していると、後々使いやすいのは言う迄も無い。
今の所、Wi-Fi 7の通信は2023年夏ごろには対応製品が出てくるとされていて、もう次規格が目前になっている。
であるならば、今「WXR-11000XE12」のような製品を購入する意味があるのか? と少し思えてしまう。
いや、今までのルーターが古いから買い替えが今すぐ必要だ、というような状況なら必要だろうが、そうでなければWi-Fi 7対応機が出てくるまで待つというのが正しい選択肢ではないかと思える。
ま、あくまでも私の判断による話なので、答えは人それぞれではあるだろうが、そう頻繁に買い替えるものでもないので、よく考えるのが肝要と言える。
私の場合、とにかく不安定要素を何とかしたいところがある。
そのためには、やはり業務用に手を出した方がよいのだろうか?