命にかかわる場合もある問題。当事者でないとわからないが。
通信障害
NTT東西のフレッツ光サービスにおいて、3日7時10分頃より通信障害が発生したと情報が流れた。
原因はフレッツサービスの設備故障で、この原因はいくつかの違いはあれ、NTT東日本も西日本も同じ設備故障による障害だという。
影響を受けたのはNTT東日本では「フレッツ 光WiFiアクセス」、「フレッツ 光クロス」、「フレッツ 光ネクスト」、「フレッツ 光ライト/光ライトプラス」を利用している一部のユーザーで、NTT西日本では「フレッツ 光ネクスト」および「フレッツ 光ライト」の一部のユーザーだという。共に正常に通信が行えない可能性がある、との事である。
この通信障害は、NTT東日本では3日10時8分に、NTT西日本では3日8時49分に復旧完了という事で、解決を見た事は間違いないが、その影響範囲は45万件以上にのぼるという。
フレッツ光網のトラブルなので、スマホなどのモバイル通信網に影響は出ていなかったようだが、そもそも通信インフラの根幹は固定回線もモバイル回線も同じなので、故障範囲が根幹に関わるものだと、全ての通信が途絶する事になる。
なのでトラブルが起きた、という事そのものは今回の影響範囲だけを対象に考えるというのはナンセンスだと思う。
auの時と同じと考える
正直にいうと、我が家はネットワークが途絶すると大きな問題が起きる可能性がある。
母の見守りに使用している機器がネットワークに繋がって利用されているからだ。まだ試していないが、先日の家庭用ナースコールもおそらくネットワーク越しに、遠隔地にいても私に連絡が来るはずなので、そうであれば間違いなく通信障害で来るべき警戒アラートが届かないという事になる。
2022年7月2日から5日にかけて発生したauの大規模通信障害の時も要介護者のライフラインで問題が表面化した。
連絡がスマホでの連絡で通常は運用されていた介護サービスにおいて、通信が途絶した事で介護できない、という問題が発生した。当時もこのau大規模通信障害はKDDIだけの問題ではない、と騒がれた話だが、今回のNTT東西の問題もその根幹にある問題は同じである。
いまや、ライフラインにも影響を強く与える通信インフラなので、通信機器のバックアップ体制はもちろんの事、原因の切り分けももっと早急に行える様になっていかないと、命に関わる話になる。
医療現場では遠隔地で手術が可能になるなんて話もある時代である。通信インフラがどれだけ重要かは、それだけでも判るというものである。
危機にさらされる日本
そして、私が考える日本のアキレス腱はというと、実は沖縄である。
沖縄には結構な規模のデータセンターがあったり、自衛隊や米軍の通信に使われる海底ケーブルが張り巡らされている。
この海底ケーブルはもちろんそんな柔な作りにはなってはいないが、それは平時に利用する状況においての話であり、もしこれが軍事行動によって引き起こされる活動によって切断された時、ある意味日本は通信レベルで孤立する可能性がある。
赤い国の軍部は、沖縄周辺の海底の探索をしているという話があるが、おそらくはそれは沖縄周辺の海底ケーブルの位置を把握しているものと考えられる。
日本と事を構えたとき、まず最初に情報封鎖したいハズで、そうなると標的がこの沖縄の海底ケーブルという事になるわけである。
詳しくはしらないが、赤い国はドローンの研究が盛んで、海中ドローンを自爆させて通信ケーブルを断線させる研究をしているとか。
こうなると、いくら日本の海上自衛隊が保持する潜水艦が優秀だとしても、国家レベルの危機に陥る事は容易に想像が付く。
私が思えるぐらいの事なので、国家が知らない事ではないと思うが、平和に見えて日本は結構危機的状況にある事は疑いようがない。
とりあえず、今の世の中通信インフラはライフラインの中でもかなり高い位置にあるものと言えるだけに、脆弱性は極力なくしていきたい話になる。
通信障害は回線事業者としてはもっとも高いリスクという事はもう判っているハズなので、あとはこのリスクマネジメントをどのように行っていくか、が問われる事になる。
もっと早期に原因特定ができるようになる事を期待し、今後は障害が起きても利用者にすら気づかれないような体制になる事を夢見たい。