FF14の新拡張パッケージの情報がついに出てきた。
光の戦士の夏休み?
FF14のファンフェスティバルがラスベガスで7月29~30日にかけて行われた。
日本ではオンラインでのライブ配信がYouTube LiveとTwitchで行われたが、私はリアルテイムでそれを見ることはできなかった。
その後の録画配信をちょろちょろと見たのだが、そこで遂に新しい拡張バッケージ「DAWNTRAIL~黄金のレガシー~」の発表が行われた。
2024年夏発売という事らしいが、吉田Pの話だと夏は夏でも長めの期間を考えていてほしいとの事だった。
雰囲気的にはFF10のような雰囲気らしいのだが、冒険の先は遂に従来の大陸から離れた西の大陸「トラル大陸」が舞台となり、そこで王位継承の争い(戦いというより競争?)に巻き込まれるという話らしい。
しかも今回は暁のメンバーが二手に分かれて争うという事も想定されているとの事で、シナリオ的にも今までにないものになりそうな感じである。
吉田Pの言う話だと、光の戦士の夏休み的な感じを考えているという事で、登場するマップも雰囲気は東南アジアとか南アジアのような多民族国家といった感じであった。
暁月のフィナーレで、宇宙まで巻き込んだハイデリン・ゾディアーク編が一応の完結を迎えたワケだが、FF14の人気は衰えることなく、全世界に2,700万人のユーザーアカウントを抱えるに至っている。
当然、次なる拡張パッケージにも期待は持たれていて、今回の新拡張バッケージの情報が出たところで、現地のアメリカ人たちの盛り上がりは半場ではなかった。
ま、気持ちはよく分かるが。
ただ…宇宙を救うような出来事を乗り越えてきた主人公より強い敵が出てきたとしたら、宇宙の脅威とは何だったのか? なんて事を思ったりするわけだが…。ま、これは続けていく以上、物語を終える事が出来ないオンラインゲームの定めみたいなものなのかもしれない。
驚きの新ジョブ
今回の「DAWNTRAIL~黄金のレガシー~」の発表で私がまず驚いたのは、なんと新ジョブが複数…おそらくは2ジョブだろうが、追加されるという事である。
吉田Pの話だと、どちらもDPSに分類されるジョブだが、一つはメレー、もう一つはキャスターとの事で、近接物理DPSと遠隔魔法DPSになるようだ。
吉田PがミュータントタートルズのTシャツを来ていたので、それがヒントになるとすると、メレーは忍者と装備を共有できるジョブになる可能性が考えられる。
キャスターは…赤魔道士のようなアクロバティックなものになるのか、生粋の術士になるのか、私としては気になる所である。
また、当然だがレベルキャップもついに100へと引き上げられる。
それに伴い、新スキルも増えるのだろうが、おそらくこれは操作性の観点からコンボとして既存スキルから繋げて変化するものや、更なる上位スキル、もしくは入れ替えと言った形になるのではないかと考えられる。
FFシリーズはコンシューマ機にも展開しているので、基本的にコントローラーでの操作ができる事を想定している。今以上にスキルが増えると操作に問題がでてくるので、そのあたりの工夫が必ずあるものと思う。
第一次グラフィックスアップデート
そしてもう一つ私が気にしていたのが、FF14のグラフィックスアップデートである。
流石に10年も前システムで作られていると、イマドキの高解像度なグラフィックスのゲームと差がついてしまい、見劣りしてしまう。
そういうわけで、以前からFF14のグラフィックスをアップデートする話が出ていたのだが、ついに今度の拡張パッケージでその第1弾が行われる。
キャラクターと背景の変化をファンフェスでは紹介していたが、たしかに高解像度にアップグレードしていたし、吉田Pの言っていたとおり、今までのイメージを崩さないように配慮されている事はわかった。
ただ…個人的にはもっとアップグレードしてくれてもよかったのよ? 的な感じなのだが、そこはある程度性能に幅を見ておかないと性能下限値を落とせなくなるので、やむを得ないのだろう。
あと、現在も装備品に自分で好きな色をつかった染色ができるのだが、いよいよその染色の色を2色使えるようになるようだ。これによってよりオリジナリティのある装備を作る事ができるようになるので、ファンフェス会場ではざわめきがとても大きかった。
その他にもメガネがファッション用のものが用意され、頭装備とは別に装備できるようになるようだ。見た目の変化をかなり付けられるようになるので、個性をより強く出せるアップデートと言えよう。
大盤振る舞いのフリートライアル
そして最後に。
今回の7.0拡張パッケージが実装される前の段階、つまりパッチ6.5の段階で、現在フリーで提供されているフリートライアル版の遊べる範囲が拡張される。
今でも「蒼天のイシュガルド」までは遊べるのだが、今度のアップデートで「紅蓮のリベレーター」までのコンテンツがフリートライアルでプレイ可能になる。
機能的に一部制限があるとはいうものの、フリーで紅蓮のリベレーターまで遊べてしまうという事は、フリーで東の国までいけるわけで、遊べる範囲としては既にオフラインのゲームのボリュームを遙かに超えるものと言える。
何しろ、紅蓮のリベレーターの次は私がイチオシとしている漆黒のヴィランズである。この時点で課金を始めても後悔しない人の方が圧倒的に多いと思うのだが…FF14チームは随分と太っ腹である。
あと…地味にFF14のXbox版が登場するというのも、世界的に見れば話題と言える。
日本ではPlayStationが圧倒的なシェアをもっていて、Xboxのシェアは僅かだが、世界的にみればXboxシリーズもPlayStationに負けず劣らずの普及率と言えるので、よりFF14プレイヤーが増える事は間違いないだろう。
全世界アカウントで3,000万人をすぐに超え、4,000万人、5,000万人も見えてくるようになるかもしれない。…これは言い過ぎか(爆)
何はともあれ、一度大きなシナリオが終幕を迎えたタイトルではあるが、まだまだ広がりを見せていくFF14は、まだまだ継続して遊べるタイトルになりそうである。