母のここ最近の容体の改善は、結局時間で解決するしかないようで…。
呼吸器内科に受診
先日から母の微熱問題で病院によく行くことになったのだが、本日、本命の呼吸器内科に罹った。
発熱外来の時の医師の指示で呼吸器内科に罹ることになったのだが、その際、3日分の唾液の採取をしてこいと言われ、タンが絡んだりした時のタンを含めた、排出したがった時の唾液を3日間採取しつづけた。
残念ながら、タンという程の塊は採取できなかったのだが、それもそのはず。元々、タンと呼ばれる程の塊は出さず、唾液の濁りみたいなものばかりを排出していたので、結局をそれを採取、そのまま検査に提出する事となった。
何故唾液を採取し検査する事になったかというと、肺炎の陰りをCTスキャン、レントゲンで確認した時、発熱外来の医師が結核を疑う必要がある、と診断したためだ。
結核は今でこそワクチンで重症化しなくなった伝染病だが、空気感染する伝染性から、昔は危険な病気だった。
最近になって、この結核が結構広がっているという話を聞いた事があるのだが、現代人はワクチンで重症化しないので、なかなか広がっている感覚がないらしい。
もっとも、ウチの母親はまだ疑いのレベルである事から、そこまで前のめりになって警戒する必要は無い、と医師は言っていたので、私としてもそこまで警戒しているわけではないが、体が弱っていて免疫力が低下している人は、体内に入った結核菌にやられてしまう事があるそうなので、母親はちょっと危険な感じがするのである。
ま、それも含めて呼吸器内科で調べてもらうのだが、残念ながら今日の受診でそこまでの診断はされなかった。
おそらく提出した唾液の検査結果が間に合わないからだろうと思われる。
医師の見立て
で、その呼吸器内科に罹って、医師の診断を受けたのだが、現状の体温の推移として微熱が続けているものの、36℃台後半から37.1~3℃程度をいったりきたり、という状態を説明すると、唾液検査の結果と次回にレントゲン撮影をする事で、経過を見ましょう、とただそれだけの説明を受けた。
…え? 投薬もなし?
微熱が続くので、肺炎そのものの薬くらいは処方されるのだろうと思ったら、タンが切れやすくなる薬や解熱剤すら出さないような流れになったので、せめて解熱剤はほしいと伝え、アセトアミノフェン300mgを10回分だけ処方してもらった。
医師にそれ以外の薬は必要ないのか? と聞いてみたのだが、数日前の血液検査の結果を見たり、最初のCTスキャン画像や先日のレントゲン写真を見て、炎症そのものは小さくなってきているので、改善に向かっているとの事から、薬の処方は不要との事だった。
…医師が診断した事だから、従うしかないのだが、何ともスッキリしない診断結果である。
薬が全てを解決してくれる、というわけではないのだが、患者側からしてみれば、続く微熱の原因がそこにあり、それが有る限り微熱が続くと考えると、何とか薬で治したいと思うのが人情である。
だが、今は薬よりも時間が全てのようで、結局、アセトアミノフェンの処方のみで今日の診察は終了した。
次は2週間後に受診となり、その際には今日よりもより明確な結果を得られるだろうと思われる。
今までに無い結果
ウチの母親は体は弱くは無い体質だった。
どちらかというと、私の方が体は弱く、母は大病を患う時はあっても、日頃の風邪などはあまり引かないタイプだった。
逆に言えば、日頃風邪を引かないくらい体が強いので病院にあまり行かない事で、大病を患う事があるワケだが、私は日頃が弱いので大病になる前に病院に行き、大病になる前に危険な病気を回避してきている、という状態である。
そんな母だが、最近はめっきり体が弱くなってしまった。今回の肺炎などもまさにそうで、今まで肺炎になどなった事が無かったのに、要介護者となった事で体を普段から動かさない…いや、動かせなくなり、弱くなってしまった。
なので、今回肺炎という状況になり、発熱してそれが収まらないとなった時、その対処に随分と苦労する事になる。
私自身がよく発熱するので、熱冷ましに関して言えばある程度はわかるものの、その他の症状に関しては対処としてどうすべきか? という事がホントに見えてこない。
だから些細な事でも病院に行くという判断しか出来ないわけだが、それによって生活はより圧迫されていく事は間違いない。
通院するというそれだけで受診料がかかり、しかも仕事を休んでの診察なので、収入も減るというダブルパンチである。
ま、そういう事にならないためには健康になるしかないのだが、要介護となった母の場合はなかなかそうもいかないのが実情である。
というわけで、世話をする私がより母の健康面をしっかり確認していく必要があるのだが…。
ホント、介護は難しい。
これも慣れるしかないのか?