価格が思ったよりずっと高かった…。
思ったより高かったな
NVIDIAより、いよいよGeForce RTX 4070 SUPERが発売された。
当初は8万円台で発売されるのではないか? と噂されていたが、蓋を開けてみれば最安値で95,480円、高いモデルだと129,800円という価格設定だった。
…これってほぼRTX 4070Tiと同価格じゃないか?
パフォーマンス的にはRTX 4070Tiにかなり近いところまで伸びる製品だが、TBPが低いところに魅力があるといえるかもしれない。
だが、同価格ならTBPが285WのRTX 4070Tiの方が性能は上なので、この価格が出せるなら同価格でRTX 4070Tiを買った方がいいかも…と思う人もいるだろう。
どちらにしても、パワーレンジはRTX 4070Tiと同じようなところなので、TBPを採るか、スペックを採るかで決めれば良いと言う製品だと思う。
気になるRTX 4070Ti SUPER
さて、私が気にしているのはその上位モデルであるRTX 4070Ti SUPERである。
先日もBlog記事に書いたが、INNO3Dで2スロット版が発売されるだろう事が判っているので、私の狙い目としてはその製品になる。
ELSAが国内製品としてOEM供給してくれれば良いのだが、まだ発表はない。
価格的には、おそらく15万円くらいになるだろう事は予想できる。RTX 4070 SUPERが9~12万円くらいの価格なので、どう考えてもRTX 4070Ti SUPERはその上を軽く越えていく事になる。
私がもしRTX 4070Ti SUPERを購入する事になった場合、今のRTX 4070Tiを売却しての乗り換えになるので、売却価格との差額が導入価格になる。
今のRTX 4070Tiがいくらで売れるのか? という事も問題だが、性能的にはRTX 4070 SUPERよりは上なので、中古というところを見越しても同額が少し下ぐらいの価格でも売却できるように思える。もしその通りに事が進んだとしたら、5~6万円で導入できるかもしれない。
予算をどうにか付けられるかを考えて見ようと思う。
あえて乗り換える意味
能力的に考えて見て、私がRTX 4070Tiから、RTX 4070Ti SUPERに乗り換える意味はほとんどないと言える。
だが、どうしても乗り換えたいという思惑があるのには理由がある。
それがVRAM容量なのである。
Radeon VIIを導入した時、VRAM 16GBという容量の懐の広さを知った。特にモニタ解像度が4Kや4Kに迫るぐらいになると、VRAM容量は結構切迫してくる問題になる。
特にフレームレートをそこからさらに上げようとかになると、VRAMは多ければ多いほど良いという事になる。
よって、VRAM 12GBが少な過ぎるとまでは言わないが、心許ないのは事実。次のRTX 50シリーズがどうなるかはわからないものの、現行の製品でもVRAMが16GBある製品を導入できれば、その不安からは脱する事ができる。
今、素性が見えないRTX 50シリーズを視野に入れるよりはずっと現実的な対応になる。
TBP 300W以下の最高製品
私は導入するビデオカードの一つのルールを課している。
それがTBP(Total Board Power:ビデオカード総電力)が300W未満のものに留めるというもので、このルールに則ると、現時点での最高ランクがRTX 4070Ti SUPERという事になる。
残念だが、RTX 4080Ti SUPERは除外されてしまう。
これは前モデルの時もそうだったのだが、ちょうど性能的にも、価格的にも差が開く部分なので、ちょうどこの境目を区切りとしている。
流石にビデオカードで300Wの電力を消費するというのは、やり過ぎだと思うので、そこにリミットラインを置くのは妥当と思うが、何より今はこのラインで価格が大きく違ってくる。
昨今のNVIDIA製ビデオカードの価格は異常なまでに高騰しているので、こうしたルールを持つ事になったわけだが、導入タイミングと価格、性能のバランスを取ると、今回のリフレッシュ製品であるRTX 40 SUPERは買いなのかな、とは思う。
といっても、未来がどうなるか分からないから、この判断も予測からの結論でしかない。
とにかくVRAM 16GBを実現する為の予算が許すかぎりの中で最適解を導き出したに過ぎない。