私としては随分な冒険かもしれない。
証券口座に入れたままの予算を
先日から、NISAでの運用に関して、随分と悩んでいる事をBlogで書いてきた。
実はこのような記事を書いたのはこの時だけでなく、幾度となく書いてきていて、そもそも見えない未来に不安を感じて、X(旧Twitter)に流されながらNISAのつみたて枠で運用を始めただけの不安を文字にしてきた。
実際、今でもその不安はあるし、おそらくこの先も何も変わらないだろうと思っている。
そもそも、投資に関しての知識や経験がなさ過ぎるという事と、理解している人が近くにいない事が原因なので、一度詳しい人からレクチャーを受けるなりの事をしないと、この不安は消え去る事はないのかもしれない。
ただ、経験は必要だという事は十二分に判っているので、損をする事を覚悟の上で自分でやってみるという事も一つの方法かな、とも思っていた。
なので、自分で納得のできる個別株を一度買ってみて、どのような結末を迎えるのかという事を試してみようと考えた。
もともと、昨年の旧NISAのつみたてにおいて、毎月のつみたて額を超える分を証券口座に入金する関係で、幾分かの予算を証券口座に入れたままにしていた。ある意味、貯金でもなく投資でもない放置していた金額である。
この放置していた予算を投じ、個別株を買ってみて、株式売買というものがどんなものかを経験してみよう、というのが狙いである。
NISA成長投資枠を使ってみた
私が口座を利用している楽天証券において、特定口座は既に開いていて、そこからNISA口座を開いた。
旧NISAでの40万円と、新NISAになってからのつみたて枠でのつみたてを合わせて48万円くらいの資金をNISA口座で運用しているのだが、これらは旧NISAの既に入金できない口座資金と新NISAのつみたて枠での運用資金である。
本日朝までの運用で、+14%くらいの利益になっているのだが、当然これらは投資信託の利益でこのような事になっている。なので配当金という形ではなく、あくまでも投信の価値が上昇した利益なので、利確するには投信を売却するしかない。
で、今回勉強の為にNISAの成長投資枠で個別株を買ってみようと考え、どの株を購入してみるかを随分と悩んだ。
国内株は一口100株が基本で、それを下回る単元以下の株購入は、証券会社が運用するサービスでの運用しかできない。たとえば楽天証券ならミニかぶと呼ばれるものである。
株式にもいろいろあるが、何とか手持ちの予算内で最低100株を購入できる銘柄はないかといろいろ探しているが、安定し、かつ利益が得られそうな株のほとんどは100株で30万円とか50万円なんていうのがザラである。
四季報などを読んで企業を知り、自分で投資しても良いかもしれないと思う企業を選ぶのが真っ当な選び方とは思うが、それでも迷うのは必然である。
そんな中、私的に手が出せ、しかも社名だけで言えば超有名な企業を貢げることができた。
日本電信電話、つまりNTTである。
株を分割した?
私が目を付けた時には、NTTの株は1株183円程度だった。
そもそも、NTT株はもっと高額だったはずだが、2020年に普通株1株を2株に、2023年7月には普通株1株を25株に分割した事で、現在は数百円レベルで株を購入できるようになっている。
なので、安い時は160円台とかそれを下回るぐらいの価格だったのだが、徐々に値を上げてきて現在は180~185円あたりを行ったり来たりしている。
これなら、100株購入しても18,000~18,500円といった価格になるので、私でも手が出せるというものである。
それにNTTともなれば、そうそう大暴落といった事はないだろうし、比較的堅実に運用できそうな感じではないかと思う。
なので、NTT株を500株購入してみた。
どうして本日購入したかというと、そもそもNTTの決算は3月末なので、本日までに買い付けを終了していれば、配当や優待の対象になるのである。
だが…逆を言えばこういう時期に購入するという事は、株価が上がり気味になるわけで、私は本日購入した株価をそうそうのウチに失う可能性もある。
なので本日購入するのはある意味リスキーではあったのだが、そもそもNTT株が分割したからといっても、180円台に留まるとは思えないので、これを長期保有する事を考えている。
当初はマイナスに落ち込むだろうが、夏、秋にかけて上昇していく事を期待したい。
というわけで、株購入の勉強の為に、初めて個別株を買ってみた。しかもNISAの成長投資枠での買い付けである。
ネット証券でのシステムとして株を購入するプロセスがどんなものなのかを知る事が出来たし、これを起点に少しずつ株式の投資というものを見据えていきたい。
自己レス。
予想通り、今日になって急激に値下がり始めた。
優待・配当の権利付最終日が終われば、価格がグッと下がるだろうと思っていたら、案の定である。どれぐらいまで下がるのかは見届けるとして、こうした値動きがあるという良い勉強にはなったと思う。
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