日本電信電話(NTT)の株は、どんどんと下がり続けている。
予想は当たっていた
先日、私は日本株を始めて買ってみるという、自分自身の勉強の為の投資を行った。
日本電信電話(NTT)の株が、2020年に普通株1株を2株に、2023年7月には普通株1株を25株に分割した事で、1株あたり180円前後を推移していたので、配当の権利獲得日前に、184.1円で購入したのである。
ただ、この時期での購入は、正直バカな判断だと言われるだろう事は予測済みである。
というのは、配当権利が獲得できる事から、価格が高めになっている事は明白だったし、この権利獲得日を過ぎれば、株価は下がるだろう事は予測できたからである。
だが、私自身はこのような権利獲得日を過ぎた時にどれぐらいの下落になるのか等、よく分かっていなかったという事、そもそも株の売買をした時、どのような流れになるのか等、わからない事、そして配当の権利を獲得した時、どのような結果に流れていくのか等、わからない事が多かったので、それらの勉強の為に、あえて権利獲得日に購入する事を決めた。
184.1円から下落して…180円を下回るぐらいの価格に留まるだろう…という、根拠のない予測もあったが、結果としてはドンドンと下落が続き、179円くらいまで落ちる結果になったのは、ある意味予想内ではあったが、この下落がこれで止まるとも限らない。もっと下がった時、それでも問題ないと言い切る事ができるのかという不安は多少あった。
実際に買ってみて
株の売買など初めて行う事なので、どのようなプロセスで購入できるのか、すらわからない。
だが、それを知るには買ってみるしかない。というわけで、株の購入をクリックすると、指値などの記入欄が出てきた。ようするに株価がその値になった時に購入する、という仕組みという事だが、とりあえず最初は184.0円での購入として開始した。
そこから変動する価格をじっと見つめるが、途中、希望の184.0円になったので、これで購入できたのか? とも思ったが、画面に変化はない。
これは後からわかった事だが、ネット証券とは言え、そもそも新規株でない限りは、株は売却が行われないと“空き”がないので購入できない。つまり売却された株があり、それに買い手がついて売買されるわけである。また、ネットと言えども購入希望者が沢山いれば、その売却された株に対して注文順に空きができた株の売買が始まる。
なので、幾度となく184.0円になるも、他の同額購入者の売買が完了しきって、自分の購入順にならないと自分の売買にはならないのである。
こうして時間ばかりが過ぎていき、これはいよいよ時間内に購入できるか怪しくなったので、購入価格を184.1円に引き上げることにした。
こうする事で、他の180.0円で指値買いしている人よりは有利に購入が出来るハズ…というわけで、ここからまた待ちに入る。
結果、184.1円での購入が決まり、NISAの成長投資枠に所有株式として名を連ねる事となった。
なるほど、株の売買はこのような事が起きる仕組みなのか…という事を直に知ることができた。
権利獲得日の後
権利獲得日に購入したので、最初の頃は価格がまだ上がりつつあった。
権利獲得日の〆切りギリギリまでは、株価が上昇する理由も明確だし、こんなものなのだろう。
だが、その後は落ちる一方になった。
既に権利を獲得してしまった後であれば、その翌日から株を売ったとしても、配当金が得られるからだ。
どんどんと落ち込んでいき、ついには180円台にまで落ちた。
この落ち方を見れば、普通株を購入するだけならば、権利獲得日以降に買うのが当たり前である。結果、わずか3日で4円以上も下がったし、その下がり幅はまだまだ伸びていくことが予想できる。
最終的には10円以上下回る価格になるかもしれない。いや、まだまだ下がるかもしれない。
ただ、こう言っては何だが、私はまた180円を超える価格になるだろうと予想はしている。
NTTの株は分割したからといって、いつまでも3桁でいられるわけはないとすら思っている。
…まぁ、根拠はないが。
なので、基本的には長期保有前提で、今も下がる株を見届けている。
下がったところで買い足す事も考えるかもしれない。
というわけで、今回の日本株購入は、私にとって痛い結果になっている。
それがいつまで続くのか、またどう動くのかをこれからも見続けていきたいと思っている。