FF14の14時間生放送が終了し、ついにベンチマークが公開された。
美しくなったグラフィック
FF14の14時間生放送が行われ、その中で最新のプロデューサーレターLiveが放送された。
内容は黄金のレガシーの最新情報などだが、一番の見所は、やはり最新のグラフィックアップデートによって見違えるほど綺麗になったそのグラフィックスではないかと思う。
基本的な技術レベルが10年前のものだったFF14を、イマドキのグラフィックスにアップデートするのだから、それはもう綺麗になるのが当たり前なのだが、単純に綺麗になったというだけでなく、その背景の動きなどもキャラクターの動きを反映したものになっていたり、また光の反射などを考慮に入れたものになっていたりと、随所によりリアルナ質感を与えるアップデートが施された感じに仕上がっていた。
今回の7.0(黄金のレガシー)のアップデートが適用されれば、従来の2.0以降のエリアも最新のグラフィックスへと変貌するので、黄金のレガシーからFF14をプレイする人はこれが当たり前になってしまうのだが、一部装備品などの高解像度グラフィックは、随時更新されるという。ま、アイテム数がハンパではないので、一度に全てを更新できない、という事なのだが、それでもいずれは全てのグラフィックスを更新するという事なので、私的には大いに期待している。
最新ベンチマーク
プロデューサーレターLiveでも、ベンチマークソフトの事は触れられていたが、本日、ついに黄金のレガシーを対象とした最新のベンチマークソフトが公開となった。
しかも、グラフィックは黄金のレガシーでアップデートされるものが基本ベースになっていて、一部製品版とは異なるとはいえ、最新の技術を盛り込んだものになっている。
一番大きな違いは、超解像技術が利用可能になったという事。
NVIDIAならDLSS 2.0、AMDならFSRが利用できるようになっていて、低い解像度を高解像度へとアップスケールするようになっている。
ただ、その超解像技術は、フレームレートが60を下回る時に有効にしたりといった、一部制限設ける事もでき、持っているマシンパワーでゴリ押しして美しい映像を映す事もできる。
そもそもFF14のグラフィックスは、極端に重いものはないので、一定の性能以上であれば、超解像技術を使わなくても表示は可能である。
で、早速ベンチマークを走らせてみた。
条件としては、解像度が3840×1600、全て最高設定で、DLSSを使用という状態である。
スコアとしては17,000超えなので順当と言えば順当。
前述した通り、DLSSは60fpsを下回った時に利用する設定にしていて、レポートを確認すると平均フレームレートは121ほどで最低フレームレートでも80くらいは出ている事から、DLSSは使われていないと思われる。
ただ、設定としてDLSSを利用するとすると、いくつかの項目が強制的に有効化するものがあるようだ。
例えば、影のLODなどは設定で無効化していても有効とされるようである。
そうしたいくつかの違いはあるものの、ビデオカードの超解像性能を遺憾なく利用しての出力なので、そのグラフィックスはとてつもなく美しい事は間違いない。
見た目だけじゃない
今回のパッチ7.0、つまり黄金のレガシーで注目されているのはこのグラフィックスアップデートである事は間違いないが、実はこのグラフィックスだけが向上しているわけではない。
前述した通り、各種の動きの部分にもアップデートされたものが多く、草木の揺れ、波の動き、影の地面への落ち方(見え方)なども、随分と状況を反映したものに進化している。
一番驚いたのは、フライングマウントの動きで、今まで左右に移動しても単純に横滑りしていた感じがする動きだったのが、マウントがちゃんと転向する方向に傾くようになり、その浮遊感が格段に上がっている。
今までも確かに飛んでいるという感じではあったが、今回はより浮遊感を感じるようになったので、操作していて気持ちいい感覚がある。
また、パッチ7.0でのアップデートで漆黒のヴィランズのエリアであるイルメグの一面の花畑の中を歩くと、キャラクターの動きに合わせて花が次々と揺れ動くので、臨場感が凄い事になっている。
今回のベンチマークでは、花畑の確認はできないものの、フライングマウントの動きは見ることができるし、キャラクターの技のエフェクト、至る所の光の反射、など随所に変化が起きていることを見ることができる。
これで開発途中との事のようだが、今の内容でも劇的に綺麗になっているので、ぜひ一度ペンチマークソフトを起動させて、その美しさを確認して欲しい。
とりあえず、今のハードウェアでも十二分な動作はさせられる事は見えてきた。
Ryzen7 7800X3DとGeForce RTX 4070 Ti SUPERの組合せなので、4K出力でも何とかイケそうな感じのスペックだとは思うが、3840×1600で17,000超のスコアなので、まだしばらく使ってイケそうな感じではある。