ずっとコレを待ち望んでいた…というストレージがようやく発売になる。
ハイブリッドHDD
HDDの速度が遅いと言われ始めたのは、今から数年前の話。
当時はSSDの容量も小さなものしかなく、OSをそのままSSDにインストールするという事自体珍しいような状況だったわけだが、その一連の流れの中で、容量の多さはHDD並、読み書きの速度はSSD並と言われる、ハイブリッドHDD、つまりNANDフラッシュ搭載のHDDに期待が集まった時期があった。
しかし、そのハイブリッドHDDは思った程普及する事なく、結果として大容量のSSDが登場する事となり、OSのインストールはSSDで、データの保存はHDDと用途によって使い分けるという流れが確立していった。
この流れが出来てからというもの、ハイブリッドHDDの名はあまり聞くことのない話になっていったのだが、私的にはSSDの恩恵を受けられる大容量ストレージという魅力的なハイブリッドHDDは消えて欲しくないモノの一つだった。
もちろん、ハイブリッドHDDは消えてしまったわけではないのだが、SSHDという名に替わり、それでも一部メーカーから細々と続いていただけであった。
SSHDとして4TB
そして遂に、あのWesternDigitalから3.5インチの容量4TB、8GBのNANDフラッシュメモリをキャッシュとして動作させるというSSHDが登場するという話が浮上した。今や、HDDとしても6TBなどという容量のものがあるが、私個人としては4TBは一つの区切りであり、このサイズで高速アクセス可能なストレージが出ればそれはそれで一つの求めるスタイルの最終形、と言えるかも知れない。
では、その高速性とはどこまでのものになったのか? というと、通常の5,400rpmのHDDと比較して約4~5倍の性能をPCMark Vantageのストレージベンチマークで示したという。
何かもう、それで十分な速度性ではなかろうか?
できるなら、私は全ての手持ちのストレージをコイツに乗せ替えたいくらいである。
ちなみに同時に1TBの2.5インチSSHDも発表になり、コチラは7月10日から、前述の4TBの3.5インチSSHDは8月初旬に発売になる。
2.5インチSSHDは9.5mm厚で容量が2TBあるといいのになぁ…と思ったりするが、現時点で9.5mm厚の2.5インチは最大容量が2TBだから、これは流石に望みすぎか? と思いつつ、いつか登場する事を密かに期待したいところである。
なんと、5,400rpmの速度4~5倍!?
そんだけあれば速度を求める用途でも十分ですね。
HDD速度がネックになっている私のPCには良さげです。
価格が安ければ検討に値する商品ですね。
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SSHDとして4~5倍という数字は、実はそう驚く数字でもないんですよ。
8GBもフラッシュメモリのキャッシュが搭載されていれば、普段のアクセスはほとんどがキャッシュに入れられたプログラムの読み出しで済んでしまうハズです。
それほど、普段使っていく上での読み込むプログラムは決まっている、という事です。
今回発表された4TBのSSHDの価格が気になるところです。
それによってはストレージの入れ替えも視野にいれないとなぁ。
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