今更何を言っていると思われるかもしれないが、我が家のリビング(リビングなんてカッコいい言葉は勿体無い部屋だが…)にあるテレビは、もう数十年前の25型ブラウン管テレビであるため、液晶テレビそのものが、この時代にあってまだ「新しいジャンル」の家電。
当然の事ながら、見ている番組は右上に「アナログ」の文字がオーバーレイされている。
この状況が良いとは思わないが、何しろ金のない我が家はこの状態を脱するためには勢いが必要になっている。
実際のところ、私の部屋もテレビを専用に置くことをためらっている。設置場所の問題もそうだが、そもそも予算がない。なので私の部屋の地上デジタル放送対応は、PCモニターに繋いだPS3にtorneを組み合わせて考えようと思っているが、リビングにあるテレビはもともとのテレビがブラウン管だからそこから変えて以下ねばならない。
地上デジタル放送に完全移行するのは2011年7月24日だから、それまでに買い換えれば…と単純に言ってしまえばそういう事になるが、今の時点で液晶テレビに切り替えるメリットがあるのかというと、おそらくあるだろうと私は思っている。
そのメリットが消費電力である。
我が家のリビングに居座っているそのテレビは、パナソニック製の「TH-25FB2」という製品で、すでにメーカーのHPにも情報が載っていないという過去の産物。スペックがほぼわからないため、コイツの後継機である「TH-25FB3」を見てみると、消費電力は120wとある。
ただ、この後継機にはエネルギーマネジメントシステムという、たぶん当時では画期的な電力コントロールが可能なしくみが搭載されているのだが、我が家のテレビにそんなものがついているのか? というとかなり疑問。
とりあえず詳細がわからないため120wの消費電力として考えると、今の液晶テレビの消費電力と比較してどれだけ今の液晶テレビが経済的かという事がわかるはずだ。
消費電力は各メーカーで異なる事が多いため、単純な比較はできないだろうが、32型の液晶テレビ出ある場合、概ね100wを下回る。約5/6の消費電力といったところか。
しかし単純に比較できないのは、今の液晶テレビはその状態によって消費電力をかなりアグレッシブに変える機能が搭載されているという事。そのため、平均的な消費電力でいけば半分くらいの消費電力になるのではないかと予測される。というか、たぶん今の基準で消費電力を計測すると、半分どころか25%、あるいはもっと低い消費電力と計測されるかもしれない。
こうなると年間通しての電気量が大きく響いてくる。
毎月の電気代を考えると、ローンなどで新しいテレビを購入したとして、そのローン支払分の半分以上が電気代で償却できてしまう可能性すらある。
そうであれば、地上アナログ波の切り替えと、電力の問題を併行して考えると、買い替えもアリなのかな? と思える。
とりあえず、ここ最近のテレビは妙な方向に進みつつある。
一つが3D化。
ホントに必要なのか? と思える機能の一つなのだが、それが組み込まれたテレビはたぶん安く購入はできない。当然、3Dに対応しないテレビはもっと価格が下がるかもしれないが、3D対応テレビ=高級機、3D非対応テレビ=廉価機と位置づける可能性があるだろうし、そこだけの差だけでなく、もっと品質的な差をつけてくる可能性もある。
今は3Dという機能がまだ確立する前だから、高品質テレビ=高級機という位置づけを保っているが、明確な差が生まれると、高級機はより高級に、廉価機はより廉価に、という動きが活性化する可能性がある。
これは過去の日本家電製品では良く見られる傾向であり、真ん中の商品群が空洞化する現象と同じ事だ。
それを考え、我が家のテレビは今のタイミングで買い替えるのがいいのかな? と漠然と考えてしまう。
まぁ、考えすぎと言えば考えすぎなのかもしれないが。
と言うわけで、今の段階で我が家が導入すべきテレビをちょっと意識し始めた。
間取りや価格帯、そして私が納得するかどうか(実はコレが一番大きいw)など総合的に見たとき、どのモデルが最適か、それを模索していこうと思う。
人気だけなら東芝レグザになるのだろうが…私はそんな流れに流されないぞw