昨日の続き、として別のものを紹介。
ダイハツのコペン
ダイハツもトヨタの…と言う人、それは私も分かっているが、とりあえず今回は別として捉えた。
というのも、展示されていたコペンは既に市販ベースのものが発表されているものだったし、そこに真新しさというものがなかったからだ。
ただ、展示されていたコペンは、一部市販されていたものと異なるかも知れない。というのも、コペンはそのデザイン等でまだバリエーションが発売されていく事が発表されているからだ。
詳しい話は時間の関係で調べる事ができなかったが、展示されていた車体を撮影できたので、とりあえず写真だけは掲載しておく。
コペンはFF車であるため、実を言うと私はあまり興味がなかった。昔、HONDAのビートに乗っていた事もあって、こういう車はFR、もしくはMRでないと…と思う気持ちが強かった為、どうしても興味の対象にならなかったのだが、実車を見るとまた違った印象を受けた。
今のコペンって…電動トップだったのね…。ボタン一つで屋根が展開されていくのを見て「おおっ! 現行ロードスターと同じだ!」と驚いたのはココだけの話(爆)
こちらがその内装。ハンドルがちょっと細すぎる印象があるが、メーターパネルなんかは個人的に好印象。トヨタ系のセンターメーターパネルでなくて良かった…。
あと、CVTのセレクトレバーが良い感じ。
7速スーパーアクティブシフトで、自分の判断でシフトチェンジできる余地が“シフトレバー操作で”できるところがかなり好印象である。
HONDA系はどうしてもパドルシフトになってしまうのが残念でならん…私は左手がシフトレバーにある方が好みなのである。
そういえば…HONDAの新型ビート(S660という話もあるが…)はどうなった?
あれから話をあまり聞かなくなったが…。
熊本発、電動バイク
どの企業だったかを確認し忘れたのだが、熊本のあるメーカーが、HONDAのゴリラをベースにした電動バイクを展示していた。
エンジンのある場所にブラックボックスが…。
ま、入っているのはバッテリーだと思うが、どうもこのエンジン部分から後輪にかけてチェーンがあるハズなのにそれが見えないというのに違和感を感じる。
後輪ホイール内にモーターが仕組まれていて、自らが回る…という仕組みなのだろうか?
というか、動力をそこに入れてしまわないと、チェーンのような駆動伝達システムが必要になるため、おそらくホイールそのものが回る事で駆動力にしている事は間違いないだろう。
数年前に埼玉の展示会で、HONDAが既に実用化していた、新聞配達などで使用する20~30km圏内を移動するカブもどき電動バイクを見た事があるが、それはチェーン駆動で駆動輪を動かすタイプだった。
単純にエンジンをモーターに変えただけ、という印象だったのだが、モーターにとっては自らが回る方式とチェーン等で駆動伝達させる方法、どちらが良いのだろうか?
非常に興味深いところである。
ただ、この電動バイクも車と同じでエキゾーストノートがなくなっていくのが何とも寂しい限りである。
代わりに「チュイーン!」というモーター独特の音がするのだとしたら、それはそれで味があるのだが、多分無音で動く事になるだろうから、風切り音しか聞こえない乗り物になってしまう可能性が高い。
まぁ…騒音がなくなるのはそれでイイ事なのかもしれないが…実につまらん(爆)
拘りがなければ…
正直、今回はコペンの完成度の高さに驚いてしまった。
駆動方式への拘りがなければ、思わずその場で欲しいと買ってしまいそうな(実際買えないが…)デキの良さである。
外装のデザインにしても、前のコペンよりずっと自分好みになっているし、何よりCVTを選んだとしても、シフトレバーでシフトチェンジができる余地をちゃんと残しているのが良い感じだ。
ただ、今のコペンに一つだけ苦言を言うならば、同じダイハツのムーブに搭載されているスマートアシストを何故標準搭載しないのか? という事である。
5速マニュアルに搭載できないのは仕方ないとしても、CVT車には搭載できただろうに…。
どうせ高価な車になるのだから、搭載できるものは搭載してしまって、性能に対して苦言が出ないようにするのがベストと私などは思うのだが…。
どうしてHONDAのN Boxが同クラスの車の中で売れ線になったのか? という事をもっと考えれば、コスト意識が高すぎるのは問題だと私などは思うわけである。
ま、それぞれの企業理念があるだろうから、仕方のない話かもしれないが…。
本来なら、こうした車関係の展示物を見て回るのは東京モーターショーなど専門の展示会が良いのかもしれないが、地方の展示会はそうした専門の展示会と違ってゆっくりじっくり見て回れるのが良いポイントである。
多分…東京モーターショーなどだと、コペンはこんなにじっくり見ていられなかっただろう。
そういう意味でも、地方の展示会は穴場である、と言っておこう。
ま、私は仕事だったわけだが(爆)
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