新番組ガンダム00(ダブルオー)を見た。
ガンダムらしさがあるのかと聞かれれば、ファーストガンダムのような“らしさ”は皆無だがガンダムWのような“らしさ”は存在した。
多分、ファーストガンダムのような展開は望む事はできない。
だからガンダムWのようなテイストであれば、それなりに感じる事はできるかもしれない。
個人的にいうなら、キャラデザインは及第点以上、作画も及第点以上。
さすがに高河ゆんデザインである。安定…というより安心できるデザインである。作画に関しても、やはり最近のアニメといえるクォリティ。
このあたりは不安な要素は全くない。
だが…メカデザインはガンダムというデザインが感じられない。どちらかというと、小学校中学年以下ぐらいの子供を対象としたようなデザイン。
世間的に“ビーダマンガンダム”と呼ばれる所以である。
どうしても許せないのがあのフェイス(顔)だ。
人形は顔が命という言葉があるが、ガンダムだってそれは同じ。
SEEDのメカデザインが私的にヒットしたのは、まさに顔の作りがガンダムしていたからだ。
だが、00のガンダムはガンダムの顔をしていない。
テイストは残しているかもしれないが、基本的にガンダムじゃない。
新しいガンダムキャラクターを作ろうとして失敗したような雰囲気に感じた。これならまだ“ひげガンダム”と呼ばれたターンAの方がガンダムらしい顔をしている(カッコイイかどうかは別問題として)。
そして…
もう一つ気になるのがやはりシナリオ。
まだまだ先が見えないのは間違いない話だが、さわりの段階で不安な要素がいっぱいある。
シリーズ構成と脚本に黒田洋介の名前がある…この時点で不安要素は爆発である…私的にw
最優先事項よ…なんて台詞が出てこない事を切に願う(爆)
まぁ…第一話というのはある意味その作品の最高クォリティが出てくるわけで、これがダメだと作品全体に大きな影を落とす事になる。
それが最小限に食い止められているのは評価すべきところかもしれない。
同じ新番のキミキス第一話を見たが…あれは作品そのものがもうダメという感じだった。OPに力入れてるのかどうか定かでないのは大問題だ。
そんなキミキスから比べれば、00は十二分に及第点。
これから先の展開を生暖かい眼で見守っていきたいw